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UFOマン  作者: かずっち
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「これは、……無理だ」


ダンジョンを徘徊するスケルトンの首にコバンザメ寄生させたドローンカメラのライブ映像を見ていた岡部涼介は力なく弱音を吐いた


幽霊がいた、ばっちり映っていた、黒目がちの、うつろな瞳ながらばっちりカメラ目線だった


直感が告げる、クライアントであるUFOから頂いた光線銃は効かないだろう

スケルトンに効きすぎる分、効かないのだ、あくまで直感だが

ダンジョン低層階の骨々を光線銃で蹴散らして進んだ先で急に寒気に襲われ引き返して正解だった


零体が何らかのエネルギーであるならば。光線でねじ伏せられる可能性はあるが、もしも効かなければ詰む

ソロ活動者であり武器は光線銃ただひとつの岡部は直感を信じることにした


ダンジョンから離れた空き地でたったひとり映像を見ていた岡部は思考停止したのか、フレーズが気に入ったのか「これは無理むりむり」と小声で連呼していた


確認できた幽霊は一体、ゆっくりと直進歩行するスケルトンのカメラ前をこれまたゆっくり横切った

動態への目視か偶然にしても、それゆえにカメラ目線が不気味だった


「奴なら大喜びしそーだな」


岡部は自分の人生を一変させた10か20は年上のオカルト系配信者を思い出した

しかし奴との繋がりはなく、教えるつもりも一切ない

ヒントを与えひょんなことからUFOの存在に気付かれたら面倒だ


まずは超科学でとれ得る手段を考える

ひょっとして幽霊はUFOにとって天敵ではないのか

第一の天敵は言わずと知れた細菌感染であり、いまだに克服できぬままらしい

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