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私に感謝してみなさいな。

作者: カムロ

なぜ感謝してあげないのですか


私が何も言わないからって


何も思うところがないとでもお思いですか


もしそうなのでしたら


あなたは本当に愉快な人ですね



ただで家事をやっていると思うのですか


何の見返りも無くやってあげているのが


この世の異常だと思わないのですか


勉強しているのは何のためでしょうか


将来のためという一点張りでは限界だと思いませんか


その姿勢を見せないと納得しない方がいるのでしょうが


やりがいだけで仕事をするわけないでしょうが


自分の価値に悩む私を言葉巧みに誘導して


据え置きのシュレッダーにするのはもう止めませんか


愚痴を聞くのは私の仕事ではないでしょうが


せっかくの日に他人の知らん話に頷いてやる必要はどこにあるのですか


カウンセリングが要るのなら金を払ってみてはいかがでしょうか


せめて私に感謝してください


感情のまま自分を解放しないことに


自分が社会に出てきたらどうなるかご存知でしょうか


私もあなたもそのまたあなたも


みんながみんな不幸になります


自分というものしか救われない社会になるのです


私はずっと怒っております


常に他人事の社会


社会には望ましくない自分


そしてそれらを両立できない私自身に


だからせめてせめて


私という存在に感謝してくださいな


私が私で生きていられるように


でないときっと


取り返しのつかない自分によって


このもどかしい社会が打ち壊されてしまいます


それでも良いのでしょうか


ああそれで良いのですか


分かりました分かりましたそうでございましたか


これはこれは失礼でございました私の考え過ぎでございましたね


だったら後は自分の好きなようにさせますゆえ


悔いの無いようにしましょうお互いに


それでは


さようなら

ああ全く


今日は良い気分ですね


あなたのなく音はとてもとても


心地の良いものでしたよ


どうも


ありがとう

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