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~第四十六章~


「きええええ!!」


真っ先に俺に飛び掛ってきたのは以外にも眼鏡の男だった。


柄の悪そうな男は見た目より冷静で俺との距離をとって立ち止まった。


二対のナイフが牙を向いて襲い掛かってくる。


その双撃をブレード・フィンで受け流すように捌く。


鋼鉄が弾き合う音が響き渡る。


見た目どおりすばやい攻撃に俺は攻撃を受け流す一方だった。


「はっは!!威勢の割には動きが鈍いですねぇ!そんなんじゃ死にますよ!?」


「くっ!」


さすが人間。動物や化け物とは違って攻撃の精度が比ではない。


徐々に後ろへ交代していってしまう。


くそ!


「!?」


一際大きな金属音が響き渡る。


二対のナイフの斬撃を見切って上に弾いた。


「らぁ!」


そのまま無抵抗に両手を挙げた眼鏡の男の腹部を蹴り飛ばす。


「ぐふ!?」


四肢強化の力が眼鏡の男の体を後方へ矢の様に吹き飛ばした。


「陣内!?」


後方に居た男のすぐ横を飛び去り後方の木に激突した。


どうやら眼鏡の男は陣内と言う名前らしい。


「てめぇ・・・こんの・・・」


怒りをあらわにした表情で男が俯き


「死にさらせ!!」


両手を振りかぶったかと思うとその手が一気に何本もの銃身を持った巨大なマシンガンのように変形した。


「な!?」


驚きで体が一瞬強張る。


その刹那、男の銃身が吼えた。


「おららららっ!!」


反射的に両手を前に翳す。


そして、空気の壁を作った。


無数の弾丸が空気の壁に激突しものすごい衝撃と轟音、爆煙を巻き上げた。


猛烈な衝撃が空気の壁から両腕へと伝わってくる。


「はっはっは!どうしたどうした!?それでおわりかぁ!?」


高らかな笑い声を上げながら両腕のマシンガンを唸らせる。


次第に空気の壁に伝わる振動は収まった。


時間にして一分近くは打ち続けていただろう。


どれだけ弾丸があるんだよ!?


攻撃が止んだことを確認して空気の壁を解除する。


柄の悪そうな男と俺の間合いの間に爆煙が未だ消えずに立ち込めていた。


攻撃ならいまがチャンス!!


俺は拳を後ろへ引く。


「ふん。くそがき、死んだか?」


くらえ!!


そして拳を一気に前へ撃ち放つ。


爆煙を貫いて弾裂空が男目掛け一直線に突き進む。


「な!?」


それに気づいた男が両腕のマシンガンを盾に防御体制を取る。


鋼鉄を砕く轟音とともに男の両腕のマシンガンを破壊して吹き飛ばした。


眼鏡の男、陣内の激突した木を貫いてその後方の木に激突する。


あたりに静けさが戻った。

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