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ビターチョコレートシンドローム part 17

できるだけ毎日投稿しています。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。

「何悩んでるの?」

何かを察したように、自分に問いかける。

「私はどんな決断も受け入れるって言ったはずだけど?」

「いいや。それじゃあ、自分自身が納得しないんだ。しっかり、時間をかけて決断したいし、自分の都合だけで友梨を振り回すのは良くない。」

「なら、どうするの?別れるの?」

自分の顔を涙目で見ながら、訴えかける。

「それはない。その選択だけはないよ。まだ短い期間だけど自分は友梨しかいないって思ってる。だからこそ、しっかり時間をかけたいんだ。友梨の夢もあるだろうし。それを自分の都合で奪ってしまうのが許せないんだ。」

自分は友梨の手を引き、強く抱きしめる。

「もう少し待ってて。絶対に決断して見せるから。」

「うん。待ってる。でも、私以外を選んだら許さないから。」

「問題ないよ。もともと、他の人なんか自分の視界になんか入らないから。わかるでしょ。」

自分の胸の中で頭が上下する。

夕食を食べて、みんなが寝静まった頃。自分はいつも通りに書斎にいる。昨日と違って寝れないんじゃない。正直疲れてるから、眠りたい。でも、何か行動してないといけない気がした。大量の本に囲まれているこの状況は明日まで。何かヒントが欲しいと本の世界に助けを求める。

そこでもなぜか自分はじいちゃんの交換日記を手に持っていた。多分ここに何かあると、思っていたのだろう。

じいちゃんはばあちゃんが死んでからも、ずっと結婚はしなかった。自分には心に決めた人がいるからと。もちろん自分はあったことないし、父さんも幼すぎて記憶にない。どんな人だったかはじいちゃんの話の中でしかわからなかった。自分は日記をゆっくりとめくりながらじいちゃんの話を思い出していた。

もともとうちは、ばあちゃん側の会社で、ばあちゃんは社長令嬢だったらしく、じいちゃんとは住む世界が違う人だったらしい。学生時代に出会って恋に落ち、周囲の反対を押しのけて結婚。父さんを産んでからすぐにばあちゃんが亡くなった。ひいじいちゃんからはかなり責められたらしい。幼かった父さんを奪われても、必死に毎日謝罪をしに行っていた。どんな暴言も暴力にも耐えて、じいちゃんに根負けしたひいじいちゃんは、じいちゃんを受け入れて、それからは自分の後をつがせるために、あまり学のなかったじいちゃんを1から教育したらしい。

うちのルールはもともとばあちゃん側の家柄のもので、古くからの言い伝えみたいなのを守っている感じだった。一度その言い伝えを破ってしまったじいちゃんがそれを守ろうとするのは少しわかる。なら、自分の気持ちもわかってくれるだろうか。自分はここで一つ決断した。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

評価、レビュー、感想、コメント、ブックマーク等ありましたらよろしくお願いします。

Twitterを始めました。@siroiajisai1024 更新、活動報告などをしていく予定です。フォローの方よろしくお願いします。

明日もぜひ読んでください。


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