ビターチョコレートシンドローム part 15
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これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
次の日。昨日よっぽど遊び疲れたのか、自分以外は11時になっても起きてこない。予定ではここに3日間いる予定なので、いくら遅く起きてこようと別に問題はない。自分が優雅にコーヒーを嗜んでいると、稲垣が起きてきた。
「どうだ?友梨ちゃんとはうまくいってるか?」
「初日なんだからうまくいくもないだろ。」
「いやあの後、2人が話してるのを見たからさ。どうせあのことだろうから、大丈夫だったのか心配になっただけだよ。」
「ああ。心配ないよ。お前のおかげでスムーズにことが進んだ。」
「なら、感謝くらい述べたらどうだ?減るもんじゃないだろ。」
「そうだな。ありがと。感謝してるよ。色々と、手間もかけさせたみたいだから。」
「なんか素直にお前から感謝を伝えられると気持ち悪いな。」
「言えっていたのは誰だよ。」
稲垣と言い合ってると友梨が起きてきた。
「おはよう。」
「おっ。嫁さんが起きてきたぞ。」
また変なからかい方をする。
「うるさい奴には朝食出さないぞ。」
「残念。もう昼だから問題ないです。」
そこから続々と人が起きてきて、さっきまで自分しかいなかったテーブルは賑やかになっていた。隆が人数分のご飯を用意してみんなで食べ始めた。自分は一足先に食べていたのでその輪の中には入らずに外からみんなの様子を見ていた。
「入らなくていいんですか?」
隆が話しかけてくる。
「いいさ。こっちのほうが好きだからな。」
「そうですか。なら、私は進と一緒にコーヒーでも嗜みますか。お変わりは入りますか?」
「ああ。頼む。」
「かしこまりました。」
隆はキッチンにコーヒーを煎れにいった。
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