表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/45

ビターチョコレートシンドローム part 12

できるだけ毎日投稿しています。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。


2人で書いた最初の日記は、それぞれ自己紹介などで終わった。これからよろしくお願いしますと、取ってつけた感じの言葉で両方が締め括り、最初は友梨の方が書くことになった。この書斎に来てからすでに2時間はたっている。いい加減眠たくなってきたのか友梨はうとうとし始めた。

「もう眠いでしょ。寝てきていいよ。自分はもう少し、ここで本読んでるから。」

「そんなこと言わないで。別に眠くないよ。」

「わかった。なら、こっちおいで。」

自分は書斎にあった2人がけのソファーに座り、膝を叩いた。

「やったことはないけど、膝使っていいから。これなら一緒に入れて、いつでも寝ることができるでしょ?もし、眠っちゃってもちゃんと運ぶからさ。」

「うん。」

友梨はすこし恥ずかしそうに自分の隣に座り、自分の膝に頭をおく。

「硬くない?」

「大丈夫。ちょうどいい。」

そんなやりとりをしながら自分は再び本に目を落とす。

「ねえ。おやすみ。」

「うん?おやすみ。」

「違う。おやすみ。」

自分は何が違うのかさっぱりわからなかった。いつまでたってもわからない自分に焦ったくなったのか、友梨は顔を急に上げて、

「こう!」

自分の顔の近くにあった本を下げて自分の口に触れた。急なことだったので頭が真っ白になった。触れていたのは数秒だったが、しっかりとその記憶は自分の頭の中に刻まれた。友梨は何も言わずに再び自分の膝に頭を乗せ、顔を合わせないようにしていた。自分は初めてだったので、もう本を読むどうこうの話じゃない。とても集中できる状態じゃなかった。でも、やられっぱなしは嫌だったので、友梨の頭をこっちに向けさせて、今度はこっちから。最初より長く、目を合わせて。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

評価、レビュー、感想、コメント、ブックマーク等ありましたらよろしくお願いします。

Twitterを始めました。@siroiajisai1024 更新、活動報告などをしていく予定です。フォローの方よろしくお願いします。

明日もぜひ読んでください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ