ビターチョコレートシンドローム part 7
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これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
「学生の夏の食事といえばこれ。BBQでーす。」
隆にしては気が効くなと思った。バカみたいに高いコース料理よりもこっちの方がテンションも上がる。大量の肉と野菜、氷の入ったプールにはスイカまで用意されていた。
「私が全部焼くので、皆さんはどうぞ座ってくださいな。進、準備手伝ってくれ。」
仕方なく自分も手伝いに行こうとすると、友梨ちゃんに手を握られた。すこしドキッとした。
「私も手伝う。」
「いいよ。大丈夫。みんなと話してて。」
「いいの。今は進君と話してたいから。」
途中で恥ずかしくなったのか顔を逸らしてしまった。そんな自分たちのやりとりを見ていた他のみんなはニヤニヤしていた。隆までも。
「何見てんだよ。」
「いいや。何も。」
わざとらしく口笛を吹きながら稲垣が答える。隆はいつの間にかキッチンにいた。
「ほら、お二人さん。そこでイチャイチャしてないで手伝うなら早くしてくれ。」
「はぁ。友梨ちゃん。いこっか。面倒なのが増える前に。」
観念した自分は友梨ちゃんの手を握り返してキッチンに立った。
自分たちが手伝っている横では他の2組が楽しそうに遊んでいる。自分的には友梨ちゃんと話している方が楽しいので別に気にならない。
「楽しそうだね。」
「いいんだよ。別に、手伝わなくて。」
「うんん。いいの。私はこっちの方がいいから。」
3人で準備をしたため、その分早く終わることができた。友梨ちゃんの手際は隆が褒めるくらい良かった。そのあとは、隆がほとんどやってくれたため全員で食事を楽しむことができた。
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