ビターチョコレートシンドローム part 1
新しい短編のスタートです。
できるだけ毎日投稿しています。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
ビターチョコレートシンドローム
これは自分が大学3年の時。就活前の最後の夏休みだと言うことで友達と海に繰り出した。体育会系の友達はしっかりと泳ぎに、チャラついた友達はナンパに向かっていった。自分はと言うと、基本的に荷物番。日差しを浴びるのは嫌で、日焼けは肌が赤くなるから基本的にしたくない。なぜ海に来てしまったのかと言うと、半強制的に連れてこられた。部活でバスケをしていたので体はかなりしっかりしていて、水着になるのは恥ずかしくはないが、日焼けが嫌なのでしっかり日焼け止めとパーカーをフードまでかぶって日差しから身体を完全防備していた。しばらくすると、ナンパに向かった友達が数人の女の子と帰って来た。
「お前は遊びに行かなくていいのか?」
「日差しが苦手って言ったじゃん。日焼けすると肌赤くなって痛いし、カナヅチだし。無理やり連れて来てよく言うよ。」
「すまんて。どうせ放って置いたらお前家から一歩も出ないだろ。外に出ればお前も何かしたいことも見つかるかと思ったんだよ。」
「それでお前がやりたかったことってナンパか?」
ナンパをして来た友達は稲垣と言って、かなりのイケメンでチャラチャラしている。基本的にこう言った人間は苦手だが、なぜかこいつだけは友人としても人としても好きだ。ちなみに、海でガチ目に泳いで他の人を引かせている友達は田口という。
「海といえば女の子がいないと始まらないだろ。ほら、お前もフードかぶってないで挨拶しろよ。」
ハァ〜とため息をつき、フードを取る。夏の眩しい太陽に目をやられたか、まぶしくて目をしょぼしょぼしたが、ある子に自分の視線は持っていかれる。女の子たちの人数は3人。明らかに遊んでそうな子と焼きそばをすすっている子、後には自分と同じように無理やり連れてこられたような感じの気の弱そうな子がいた。自分の視線は前にいる2人を見向きもしないでその2人に隠れている気の弱そうな子に目を奪われた。
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