メガネの曇り part9
今回はかなり短いですが許してください。
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最後まで読んでいただけると嬉しいです。
これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
メガネができるまでの2週間。父さんに隠れながらなずなとの時間を過ごした。
メガネができる当日もなずなと2人で街に出て、デートついでに撮りに行った。その日、家に帰ると家の中で何か揉めている雰囲気だった。なずなの呼吸も荒い。そう言えば忘れていた憎い声が聞こえて来た。
「なずなはどこ?いい加減返してもらいますから。」
感情を前面にだし、声を荒げる女性がいた。あの女だ。
「なずな。ここで待ってて。もし不安なら俺の部屋にいて待ってて。」
そう言っても、なずなは自分の手を離さない。
「行かないで。1人はいや。そばにいて。」
自分はなずなの顔を見て、
「いい機会だと思うんだ。父さんにも自分たちの関係をいつまでも黙っておくわけにも行かないでしょ。あの人の呪縛から離れて俺と父さんとなずなで一緒に過ごそう。大丈夫、いざとなれば色々とては考えてるから。」
なずなの手を優しくほどき、強めにドアを開けた。
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