部下を拾いました。 Last part
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これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
さっきのこともあり少し気まずい空気が流れた。何を話していいかわからない。顔を見ることすら少し恥ずかしい。このことを同僚に話したら思春期かというツッコミが来そうだ。しばらく沈黙が流れていた時に突然穂花のお腹がなった。テレビもつけていない状況の中お腹の音だけが響く。自分は耐えきれず笑った。そんな自分を見て穂花はわかりやすくむくれた。
「さっき出したばっかりなのにお腹空いたのか?」
「出したからお腹が空いたんです。」
「なら何か作らないとな。二日酔いの後だから何か胃に優しいものでも作るか。」
自分がキッチンに向かおうとすると、
「さっきのこと何か言わなくていいんですか?」
「そうだな。少しびっくりはしたけど、可愛かったからいいかな。」
そう言い残してキッチンに立った。
「おかゆにでもしようかな。穂花はそれでいいか?」
自分は振り返って穂花の返答を聞こうとすると、後ろをついてきていたようで振り返った自分に抱きついてきた。
「どうした?そうしてたら作れないだろ。」
「なんで蓮さんはそんなに冷静なんですか?」
「冷静に見えるか?もしそうなら、単純に照れ隠しだな。聞こえてるだろ。俺の心音。さっきからかなり早くなってる。」
自分の胸に耳を当てる穂花。
「ほんとだ。自分の心臓の音しか聞いてなくて気付かなかった。」
穂花が顔を上げると自分は顔を近づけておでこにキスをした。
「ほら離れて。ご飯にするから。」
まだ状況が飲み込めていなくて穂花はフリーズしていた。仕方なく自分は力ずくで手を解こうとしたがそのことに気づいた穂花はさらに力をいれてそれを阻んだ。
「いやです。離れません。」
「お腹空いたんじゃないのかよ。」
「そんなこと我慢できます。今はこのままがいいです。」
自分がした行動に後悔はないが今動けないのは少々困る。穂花の腕の力も自分を離さまいとかなり強い。
「穂花。痛いから離して。」
そういうと渋々自分から穂花は離れた。
「よし。ならご飯作るかr。」
自分が言葉を言いかけるより前に穂花によって口が塞がれた。今度は自分の方が、何が起こっているのかわからなかった。しばらくすると穂花は自分から離れて、
「蓮さん。これからもよろしくお願いします。」
笑顔で答えていた。
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