部下を拾いました。 part12
できるだけ毎日投稿しています。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。
穂花が風呂から上がり今度は自分の番。洗面所に行くと、おそらく今日穂花がつけていたであろう下着が無造作に洗濯カゴの中に入っていた。ここまでされると本当に自分のことを男として見ていないのかと少し残念だ。自分も一応年頃男なので意識しないわけではない。でも、ここまでオープンにされてしまうとそういうことの意識が削がれる。やはり、日本男児は隠すという事に奥ゆかしさを感じるのだと思う。仕方ないので自分も洗濯カゴの中に脱いだ服を入れる。
風呂上り、穂花はテレビを見て笑っていた。自分の勝手な偏見だが女性はみんなドラマが好きなんだと思っていた。というのも、実家では女性陣がリビングのおおきなテレビを占領してドラマばかりを見ていた。自分はもっぱらバラエティ派。バラエティ番組が見たくて高校に入ってバイトをしたお金で最初に買ったのは自室に置くためのテレビだった。一方で穂花はごりっごりのドバラエティで、お笑い好きのおじさまが好きそうな番組を見て大爆笑していた。
「ドラマとか見ないの?」
自分は冷蔵庫に冷やしておいた酎ハイを2本とり1本を穂花の前においた。
「私はバラエティの方が好きです。ドラマももちろん面白いとは思いますけどバラエティ番組のピリピリとした感じが好きなんです。それに夜は感動するよりも笑いたいですから。」
「そうなんだ。」
自分は酎ハイの缶を開け、飲み始めた。
「あ、私そっちの方がいい。下さい。」
「でももう口つけて飲んじゃったし。」
「気にしません。」
穂花はそういうと自分から酎ハイを奪い飲み始めた。自分もあまり気にはしない方だが相手が異性ならちょっと躊躇する。
「かぁー。おいしい。」
穂花はおじさんみたいな声をあげた。お酒の影響か少し顔は赤かった。
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