罪と罰
俺たちが孤独に、静粛に、礼を持って死の罰を受ける権利は剥奪された。
「レディース アンド ジェントルメン!
"キラープレイ"へようこそ!」
相変わらず五月蠅い、金歯の男が口上を述べる。
「貴方は"受刑者"ですねー?
オゥケー! 貴方のウェポンはこれだっ!」
俺は毎度お馴染みの棍棒を渡される。
「10回生き残れば減刑!
貴女は9回生き残りました!
これがラストゲームになるか? ならないか?
それではレディー プレイ!!」
いっそこの男を殴り殺そうと、アダムスが試したがコイツは只のホログラム。
違反行為として、アダムスは即刻銃殺された・・・
何が違反だ。
俺たち死刑囚には原始時代の武器とも呼べない木の欠片。
対する奴等は近代兵器、銃、ミサイル、手榴弾何でもありじゃないか。
1度生き残るだけでも奇跡。
9度生き残り、あと1度で模範囚へと格上げになる俺でも。
今回を生き残れる保証などない。
死を免れると希望をちらつかせ、必死に逃げ惑う俺たちを狩りたいだけだろう。
覚えていろ、貴様ら。
プレイヤーたち視聴者たち。
俺にもし、また奇跡が起こり、無事刑期を終え外に出られたならば。
真っ先に殺しにいってやる。
「オープンっ!!」
先ずは物陰に隠れ、奴等の出方をみる。
銃をもってるとしても、奴等は素人。
こっちが協力して立ち向かえば
そもそも反撃されるとも思っていないだろう。
奴等は散り散り、持てる武器も使いこなせない。
生き残れる。
勝てる。
俺が先陣きることで後ろの奴等も付いてくる。
「フィールド! 火山!
プレイヤー0VS72!」
・・・なに?
なんと言った、この男。
火山・・・?
相手は、0人・・・?
ゆっくりとゲートが開く。
何の装備もない、俺たちが耐えられぬ程の熱風!
最初から勝たせるつもりなんてないのだった。
245人




