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第四夜

「 The egoistic automaton.」




×+++++++++×




〜夢想求める機械。〜




×+++++++++×

 



 私は考える。

 私は目を閉じ、


 忘れられないその記憶を探る。


 私は当初物言わぬ『人形』だった。誰かが振り回そうが誰だかが踏み付けようが、それを嫌だと藻掻く術は無かった。


“……。きみは……きみは『ドーリィ』? きみは、『人形(ドーリィ)』?”


“ああ、きみは口利けぬ人形だ”


“けれど僕にはきみがわかるよ”


“共に、行かないかい?”


 ある日、ご主人が私を拾ってくださったわ。それが始まり。

 最果ての屋敷での、ご主人のお人形(ドーリィ)。それが私になった。


“ドーリィ”


 ご主人が呼ぶから。ご主人が私を呼んでくれたから。


 私私私……。




 だから、ここにいるのよ。







   ×Go to next story.→『第五夜』×

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ゲンシツウ─あざろぐ。
aza/あざのブログ。

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