表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/22

<11話> 天幕にて ~side:サザル~

 遅くなってすみません。



 『【闇深き森】にて、魔獣の異常繁殖を確認。』


昨日の早朝もたらされた知らせに、王の執務室に呼ばれた重臣達は一時騒然となった。

魔獣の異常繁殖自体は数年毎に起こる事だが、住処(すみか)より(あふ)れ出し近くの村や町を襲う前に、住民を逃しつつ討伐する為、被害はそれほど大きくならない。


しかし今回は場所が問題である。

王都から森まではわずか150メルしか離れておらず、確実にこちらを襲うと予想される。

住民を逃そうにも人が多すぎて間に合わず、(かえ)って混乱を招きかねない。


それに【闇深き森】は、特に魔力に満ちており危険な魔獣も多く、飽和状態になり森から出てくるまで討伐は困難であろう。


「民の安全を最優先に考え、できるだけ民に不安を与えてはならぬ。」

王の指示の元、すぐに対策が話し合われた。

万が一に備え、兵の大部分は王都に残さねばならず、動かせるのは5分の1程度である。


戦力の補充の為に、ギルドを介し傭兵団に依頼する事となった。

「強力な傭兵団を」とギルド長のモーラスに相談したところ、上位傭兵団3つを紹介された。

その高額な報酬に皆驚き、若干顔色が悪くなったものの、「民の命には代えられない」との王の決定に反対する者はいなかった。



 魔獣に余計な刺激を与えないように、森から2メル離して拠点とし天幕を張る。

傭兵団との打ち合わせに使う王の天幕を(あなど)られない程度に調度品で飾り、王と将軍そして傭兵の代表者を出迎える。

簡易の物ではあるが椅子を勧め全員が着席すると、王の許しを得て口を開く。


「宰相の位を賜っております、サザル・ウル・ハイルと申します。早速ですが、依頼内容について確認いたします。まず我々の戦力は王都の守護に大部分の兵を残していますので、こちらに参戦できるのは400名程です。その内魔術士は50名、魔術師は10名おります。彼らが兵と共に森の周囲に展開しし、魔術による防衛線を築き、魔獣の封じ込めを行います。傭兵の方々にはその内側にて、魔獣の殲滅をお願い致します。報酬はそれぞれ金貨5枚とギルドへの仲介料として銀貨50枚ですが、こちらはギルドでの受け取りでよろしいですか?」

見渡すと、異論はないようで頷いている。


「何かご質問等ありますか?」

魔術師であろう金茶の髪と瞳の人物が手を上げた。

「【烈光】の副団長レウナスと申します。我々は魔獣の殲滅という事ですが、戦法については我々に任せて頂けるのでしょうか?」

「皆様方が組んで依頼を受ける事もあると聞いておりますので、こちらが口を出すよりも、お任せした方が効率が良いと思っております。」






 ストックが尽きてしまい、次話の投稿も時間が空くかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ