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短編

残酷だけれど微かな希望

作者: 紫羽月桜鈴

お父さんが誰かと電話で話をしていた。

途中からお母さんの話になった。

お父さんがお母さんの悪口をその人にいっている。

まるで、それだけが真実のように


違うよ


冷たいアイスをかじりながら、心で呟く


違う

お母さんはわたしを愛していたはずだよ


かすかに記憶に残っている優しい手

わたしの頭を撫でて柔らかく微笑むの

暖かい記憶があるんだよ


わたしたちの思い出まで、否定しないでよ

おかあさんだけを

わるものにしないで

おねがい おとうさん

わたしは

ふたりがおこっているのはイヤだ

私が悪いのね

わたし、いなくなるから

だからおこらないで

かすみにまで、わるいことをいわないで

せめて

かすみのなかのお母さんだけでも

綺麗な色でありますように


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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章の繋ぎ方がうまいと思います。 [気になる点] ないですね。 強いていうなら、長編が良かったなー…と思います。 [一言] 頑張って下さい! 長編小説も、投稿してほしいです!
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