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ファンタジー系お馬さん談義R

掲載日:2026/01/20

「ねえねえねえねえ、ねーってば無視? 私のこと無視する? このウルトラビューティーコロシアム優勝者を無視? ぇ、本気? 泣いちゃうんだけど」

「うっるさ。ユニコーンさんうるさ。ウルトラビューティコロシアムってアレでしょ、自分の美しさに陶酔して酔った勢いで主催開催まで行ったけど参加者一頭の悲しき競技でしょ? それで優勝してそんな嬉しいの? 羞恥心とかないの? 構われたいの? あしらわれたいの? それともなじられたいの? その角の中には自己陶酔と自己満足しか入ってねぇのかこの処女厨がよ」

「ヒンッ ちょちょちょ、ケルピー。ちょっとかまちょしただけで圧倒的罵詈雑言で返してくるのやめてくれる? 特に処女厨とかさ、私これでも聖獣枠で売ってるからさ」

「あ、すいません。今腹減って気が立ってて会話の導入でウザさ天元突破しちゃいました。でも間違いなく処女厨ですよね。ペガサスさんとバイコーンが噂してましたよ」

「……は?」

「あ、やべ」

「……ふーー……。ペガサスとバイコーンだな」

「まあまあただの噂じゃないですか。俺なんか無駄に優しそうな人肉好きとか言われてたんですよ。失礼ですよね」

「え、それは本当のことでしょ?」

「………………」

「……何、沈黙怖いんだけど!」

「……そう言うとこですよ、まじで」

「えーキレるところよくわかんない。その容姿があれば女の子寄ってき放題なんでしょ、清らか処女も熟れた美女とも触れ合い放題じゃない! 羨まし……くはないか……食べちゃうんだもんね」

「ま、そのためのビジュアル特化型なんで。ちなみに人型にもなれます」

「ま・じ・で☆」

「やめてくださいよ。その乙女とワンナイトし放題じゃんみたいな馬面、下品です」

「馬面に関してはお互い様だからね!? それに私はそんな下卑た性質じゃないんだって! 乙女にだって純粋な恋心で接しているわけでね」

「ほう?」

「水を浄化し毒を中和そして煎じれば病も治すこの角、力強く勇敢で足も速いこの体躯」

「はいはいWIKIに載ってますね。獰猛で怒りっぽいとも記載されてますよ」

「長所だけ見て! ユニコーンいいところいっぱいあるから! 私の美しいとこだけ見てよぉ!」

「いや美しい設定なのは俺の方なんで、同設定まじ絶許」

「同設定そこだけじゃない。私人肉なんて食べないし、美食家だし」

「俺も美食家ですよ。水に引き摺り込んで柔らかくしてから食べるし、内臓は絶対残します」

「私は完全にベジタリアンだからわからないけど、内臓って毒なの?」

「いや、人間の内臓ってなんかばっちぃじゃないですか」

「好き嫌いなんだ」

「人間外側だけ綺麗なら美味いもんですね」

「うわぁ肉欲強い、下品だよ。引く」

「……俺美食家なんですよ」

「え? うん」

「アレも好きなんですよ、草食動物」

「……ん?」


「ユニコーンさんベジタリアンって言ってましたね」



  ◇ ◇ ◇



「ちょおユニコーン、聞いたで、んふっ。お前ケルピーに、ぶふッ、襲われたんやって?」

「笑うかしゃべるかどっちかにしてくれるかな。あと襲われてないから逃げ切ったから。ユニコーン舐めんなし」

「ブッフォフフフフフフフああはははははっっはははははヒー苦しッ、ウオッホン、ゲホゲホウヒヒヒン」

「笑い過ぎだ。引くほどに。というかペガサス大体あなた、ケルピーに私がが処女厨とかなんとかホラ話を吹き込んだそうじゃないか、絶対許さん」

「いやーすまんすまん。噂もどこに聞き耳立てとるかわからんもんや。壁に目あり障子に耳ありっちゅう、な?」

「まったく誰が聞いているかもわからない場所で憚るような話をするものじゃないよ。しかもよりにもよって私の悪口なんて、本人の耳に入るという考えには至らないのか。内容の正誤も適当な下品極まりないものだし、自分がペガサスという自覚はあるんですか? 少しは私の美しい言動を見習って品行方正な態度を心がけなさい。大体あなたは……って聞いてるのか?」

「…………馬の耳に念仏」

「上手くねえし」

「けどなお前、実際周りから見たんと自認はけっこー違うで。ずばりユニコーン、お前はただの角の生えた馬や!」

「つ、角の生えた馬!?」

「ちなみに俺は羽の生えた馬!」

「は、羽の生えた馬!?」

「そうや! 周りから見たらそんなもんや」

「え、もっと神聖さとか伝説とか色々挙げるとこあるじゃん。見た目なの、私たちの特徴見た目しかないの?」

「そこんとこは見た目から気になったやつが詳しく調べるやろ。まず大事なんは見た目や」

「えぇ、た、確かに一理ある……のか?」

「冷静に考えてみ? 肩書きが『一角獣』か『処女厨』……どっちがええのん?」

「私が悪かった!」

「ええんや。俺らは角と羽で他のやつらよりよっぽど個性がある! これはアドバンテージやで」

「……いや待て、それを言うならバイコーンがいるじゃないか。角二つもあったら私の印象が薄れるんじゃあ……それに美しさならケルピーも……」

「バイコーンは角的にヤギもおるしトナカイもおる。二角獣は獣界隈では珍しくあらへん。一角獣の方が貴重や」

「おお、貴重……なるほど」

「ケルピーの場合はな。あれはただの綺麗な馬や、個性では負けへん! ビジュアルのインパクトはこっちが上やで」

「おお、インパクト! ……なるほど!

「俺の場合は翼や。異種混合はそれだけで言うまでもなく貴重! これや!」

「異種混合! なるほど!」

「お前の性格はゴミやからそれだけはホンマ問題やけどな!」

「性格はゴミか! なるほど! ……ん?」

「ん?」

「急に喧嘩売るね。買おうか」

「冗談やーん。ま、『有翼』!『一角獣』! これで俺ら馬種界隈の派遣握れるでぇ!」

「はけーん! やったーー! 角生えててよかったー!」



「ーーおや。ユニコーン先輩、ペガサス先輩ではないですか。何をしてらっしゃるんですか?」


「ん? ッお、お前は!?」

「はッ! あ、あなたは! まさか!?」

「「ペ、ペガコーン!!」」



今年の干支はお馬さんですね(ファンタジーお馬さんあいさつ)

いろいろ投稿していきますので、今年もよろしくお願いします!

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