総集編
第1話 元素の英雄
山の奥深くにひっそりとある小さな研究所。ここでは1人だけが、世間の話に触れずに暮らしている。
「NH3は…鉄だっけ。」
「じゃあここにパンを入れて…」
ボン!
「あ、これアンモニアだ。」
オンボロの机の上に置かれた無数のフラスコ、ビン。鳥の声がよく聞こえて、うるさいぐらいの…うるさい!今ナレーションしてるの!
彼は1人であるが、日々楽しく実験をしている。
「え?金って元素あったの?」
無知とは恐ろしいものだ。
「母さん…俺、頑張ってるよ…」
10年前、母を亡くし、父も行方不明。そんな彼を元気にさせたのが、母が教えてくれた『実験』家族の形見である家族写真と実験。家族の記憶は曖昧だが、これさえあれば彼は生きていけるような気がした。
コンコン
1人の訪問者が現れた。
「はーい」
そこに立っていたのは白をベースとした服を着た、白い見た目の白い感じの白い系の白い人だった。
「あのー、私『冬野ふゆの 冬香とうか』と、申します。」
「僕は『科元かげん 素科そか』です。」
「冬野さん?どこかで会いましたっけ?」
「あ、いや、これが初めてです。
実は最近、山の探検が好きでよく登山してるんですよ。そうしたら偶然1つの家が見えたので来た。
ということです」
どうやら彼女は山登りが好きで、人気ひとけのない山なのにポツンとあったこの研究所に好奇心で入ったらしい。ポツンといるのは作者と同じだね。
「何かお茶でも出しましょうか?」
「あ、じゃあお願いします。」
−−−
「それで、どんなことをしているんですか?」
「実験とかですね…」
顔が赤い。素科は10年間誰とも会わずに生きてきたのだから人と話すなんて何年ぶりなのだろう。コミュ障じゃないだけマシだが。
「じゃあこの鉄を…」
「それアンモニアです!」
「あ。」
火事だ。ここには火の燃料となるものがたくさんある。火の強さが増すと、山ごと火に飲み込まれてしまう。
「姿勢を低くして!逃げよう!」
「消化器は⁉︎」
「もうすでに火に囲まれてる!」
「あ!」
素科は形見である家族写真を落としてしまった。取りに行けば自分も火に飲み込まれるだろう。
「く、届かない…」
「冬香さん!早く逃げて!」
「あなたにとって大事な物は私にとって大事な物です!」
「それって…」
燃え尽きた。
−−−
「そ…そんな…
くそ‼︎どうして…冬香さん…」
「消防です!離れていてください!」
「鎮火開始!」
研究所を囲んでいた炎は瞬く間に消えていった。しかし、燃やされた物は元には戻らない。
あれから1年
「はあ………あのことが起きてから今日で1年…」
彼は現在、都会のとあるお店で暮らしている。あの時のことは今でもはっきりと覚えているようだ。
「んーーー…」
「わあ!」
「うわ!びっくりした…」
彼は店長さん。この店の店長であり、素科はここで働いている。
「またあの日のことですか?」
「うん…」
「そうですか…」
「…今、ヒマですか?」
「あ、うん。」
「あー、じゃあ私とゲームでもします?気分転換に。」
「なんの?」
「バ、イ、ト!」
「…」
「何も言わないってことはYESってこと?」
カランカラーン
「ほら、今ピークタイムですよ〜バイトさん今1人しか居ないんですから」
「…」
「不貞腐れてる…」
「…」
「今ならバイト代はずんじゃうよ。」
「…ほんと?」
「あ〜、なんかフリュラのバッグが欲しいなぁ〜」
「はいはい。
あと、エベロかリセーヌにしといてよー」
ガチャ
−−−
「はーい。いらっしゃいませー
ん?バイトの人?」
「大変だ!なんか、怪物が…」
「怪物?」
そこに立っていたのはタカの顔をした禍々しい怪物だった。
「お前…逃げるな…」
「う、うわあああ!」
「え!?なに…誰⁉︎」
怪物は首を掴んで言った。
「金をよこせ。」
「う、うわあああ!」
「あ、ちょ、逃げたら俺1人に…」
「ちっ!」
ドォォォン!
怪人はドアを蹴った。これでは出ることができない。さらに今は深夜なので人も少ない。絶対絶命だ。
「金はどこだ?」
「えー、っとぉー…」
「キャーーー!」
「あ、店長さん!今きちゃ…」
怪物はすごい速度で飛び上がり、彼女を掴んだ。
「警察を…」
「あ、警察…なんだっけ?118?」
「それ海だ。」
「怪人と意見が合うのは人生初です。」
「あ、お金です!」
「おう。
このことは警察には言うなよ!」
「あの…店長さんを…」
「分かった。じゃあな。
店長さん。」
怪人はそう言って、彼女を蹴った。
「おい!店長さんを返せ!」
「あはは!誰が返すと言った!次はお前だぞ!覚悟しとけ!」
「お前…」
彼はポケットの中をくまなく探した。打開策はないか。なにか解決する方法。
そしてやっとの思いで見つけたのは一つの写真。そう、1年前に冬香が命に変えて守ってくれた写真だ。
「…また、俺は大切な人を無くすのか…」
「これで終わりだ!」
その時、彼の持っていた写真が一つのビンになった。ビンの中は無色透明だが、何かがあることはわかる。そして、手に何かが巻いてある。
「ここに、このビンを挿れるのか?」
ガッチャーン!
セットオン!
どこからともなく声が聞こえた。
混ぜろ!(混ぜろ!)混ぜろ!(混ぜろ!)
「な、なんだ!?」
「なるほどね。さっぱりわかんないけど理解した。
変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「え?な、なにこれ?」
「は?な、なんだよこれ⁉︎」
「だが、俺の方が強い!」
怪人は炎の玉を出した。しかし、それは素科には留まって見える。
「体が、軽やかになってる⁉︎」
「くそ!こうなったら…」
怪人はそう言い、大きな火の玉を作った。大きすぎて避けることができなさそうだ。
「これで終わりだあああ!」
エレメント!ヒッサツ!
アンモニア!
「アンモニア…スラッシュ!」
必殺技で怪人の体が切り裂かれた。美しく、そして華麗に。
「く、くそおおおぉぉぉぉぉ!」
ドカァァァン!
「はあ、はあ、さっきのは?」
「素科さん!」
「店長さん!大丈夫⁉︎」
「はい!」
「そっか。」
「さあ、バイトですよー!」
「今⁉︎ここで!?この状態で⁉︎」
「さっきの使えばいいじゃないですか。」
「さっきの…あれ!?ない!」
「どこいったのー!」
彼のポケットには何もなかったかのように写真が入っていた。
「…」
「英雄か…」
「あ、この猫飼っても…」
そう言い終わる前に彼女は「待ってました」と、言う顔で言った。
「全然いいよー!」
「ニャ…」
(別に聞かなくても良かったかも…)
「じゃ、私休憩してくるー」
「分かったー」
彼女が出ていったその時、
ザッ
1人のフードを被った男が通った。男は赤と黒が入り混じった服を着ている。腕にはブレスレットがある。
「お前、その猫よこせ。」
「え?猫を?」
「待つのにゃ」
「え?」
「お前、『エレメト集団』だろ」
突然男は黙りだし、フードを上げた。不気味な笑みを浮かべている。
「エレメト集団って…なに?」
「エレメト集団は人間達を元素の力を使って支配しようとする、わるぅ〜い奴らなんだ」
「そして俺は今からお前を倒す人だ」
アン•ユーズアブル!ダークヒーロー!
「変身」
男はそう言って、腕につけていたブレスレットらしき物に瓶を挿れた。
その瞬間、男は上から降ってきた瓶に入って黒い液に飲まれた。
ブラックファイター!&エレメント!
ミックス!
ダークサイエンティスト!ブラック!
そこに立っていたのは昨夜、素科が変身した英雄が黒くなったかのような姿をした怪人だった。手には実験が失敗したときのような黒い個体が剣の形に繋がっている。
「あれがエレメト集団だよ」
「さあ、その猫をよこせ」
「エレメト集団に俺を渡すと宇宙が滅ぶよ」
「宇宙⁉︎阻止するしかないじゃん」
「そういうこと」
(でもあのビンどこだ?)
「渡さないのなら力づくで奪うまで」
「待って、ちょっと今は戦えなくて…」
そのとき、素科の持っていた写真が輝きだした。そしてたちまちそれは1つの瓶となった。
「これって…昨日の!」
「それはまさか!エレメントクラッシャー⁉︎」
「エレメント…?」
「くそ!一旦退散だ!」
「え!?ちょ!」
「待て、やつとは戦わない方がいい。」
「なんで?勝てそうなのに」
「詳しくはあ、と、で」
「今教えろよ」
「ねこちゃーん!」
「ゲッ!なんで今…」
「行くよー!」
「ウニャ」
「なんだったんだ…」
第3話 エレメト集団
「…」
「…ニャ」
「ふんふふふふーん」
「…ねぇ」
「なに?その装飾」
「ああ、これ?」
「うん。
コンビニじゃ普通そんな装飾豪華にしないでしょ」
「ここは普通のコンビニじゃない。そう!
美味しくて楽しい最高のコンビニだぁーーー!」
「…はぁ。」
「ニャオ」
この町でここまで派手な装飾をしているのは都会なのによりにもよってこの普通のスーパーだ。
都会なのに。もうちょっと別のタワマンとかではない。なんで?
「なんか今色々大変なことになってるけど」
「私が戦ってるわけではないし…」
「この…」
「ニャオ」
カランカラーン
「ほら、お客さんきたよ」
「え?なんて言うんだっけ」
コソッ
「ほら、いらっしゃいませ」
「い、いらっしゃられました?」
店長さん!これにはたまらずノックアウト!
「は?お前何言ってんだ?」
客はすごい目つきで睨んできた。まあ店員にこんなこと言われたらこういうのが普通なんだけど
「まあいい。これ」
そういって客が置いたのは一つのビンだった。
「なんでビン?」
そのビンは、素科が使っているユヌに変身するためのビンにそっくりだった。
色以外は…
「じゃあな」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「なんだ?俺は忙しいんだ」
「このビンってなんですか?」
「あー、あれだ。お前その女にはまだ話してないんだろ?」
「私?」
「まあこっちこい」
男はそう言って素科を別の部屋に移動させた。何されるんだろ。
次回!素科死す!デュエルスタンバイ!
「まだ生きてるからな?」
チッ。
「それで、あれって?」
「ユヌのことだ」
「ユヌ?」
「お前がおととい変身したあれのことだ」
「あれってユヌって名前なんだ」
「ああ、そして俺はそのエレメト集団をぶっ潰そうと企んでいる」
「え!?あなた1人じゃ勝てませんよ」
「わかっている。だからそのためにお前を強化しに来たんだ。
おととい偶然お前が変身してタカの怪人と戦っているところを見つけたからな。」
「じゃあ、あの怪人も…」
「ああ、おそらくエレメト集団の1人だろうな」
ぺぺレペー!ぺぺレペーン!
「怪人だ!行くぞ」
「場所とかわかるんですか!?」
「ああ、このアラームビンがあればな。作り方とか聞きたいか⁉︎」
「あ、はい。まあ…」
「そうか、そうか、後で教えてやるよ。全く、そんなにこれのメカニズムが知りたいのか!困ったもんだな」
なぜか男は急に食いついてきた。こわ。
---
「ここだ」
「…!あいつって、たしか…」
「お前知ってるのか!」
そこには昨日出会った黒いユヌがいた。町の人たちは逃げ回っている。
「おい、お前!」
「お前は…昨日会ったばかりのエレメントクラッシャーを持ってた男か」
「そうだ。」
ガッチャーン!
セットオン!
どこからともなく声が聞こえた。
混ぜろ!(混ぜろ!)混ぜろ!(混ぜろ!)
「変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「行くぜ!」
第4話 アイアンな歯応え
「おもしろい。
やれるものならやってみろ!」
アン•ユーズアブル!ダークヒーロー!
「変身」
男はそう言って、腕につけていたブレスレットらしき物に瓶を挿れた。
その瞬間、男は上から降ってきた瓶に入って黒い液に飲まれた。
ブラックファイター!&エレメント!
ミックス!
ダークサイエンティスト!ブラック!
「だぁっ!」
ガキィィィン!
素科のパンチがダークユヌに当たった。たが、ダークユヌには傷一つつけられなかった。
「固っ!」
「どうした?
フンッ!」
「がはっ………」
「エレメントクラッシャーを使っていると言ってもこの程度か」
「このやろぉ…」
「おいおいどうした?」
ダークユヌの剣が素科の首のすぐ近くまできている。
「お前の短いヒーロごっこも、今日で終わりだ」
「くそ…」
「じゃあな」
ダークユヌが剣を刺そうとしたその時、素科に何かが当たった。
「これは…」
「それを使え!」
「…ああ、わかった!」
ア•ア•ア•アイアーン!
エレメント!ビッグアイアンチェンジ!
アイアンユヌ!FE!
「こいつで決めてやる!」
「面白い。」
テッペキのマモリ!
素科はアイアンボトルを振った。
そうすると、たちまち素科の周りに鉄の壁ができた。
「アイアン、スマッシュ!」
その時、素科の周りの鉄の壁のうちの一つが破壊され、そこからユヌが飛び出してきた。
ドカァァァン!
「ぐはっ…いいじゃねえか。そのパワー」
「お前の目的はなんだ!」
「それは…」
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
「変身!」
「おっと、邪魔が入ったな。またあとでだ」
ダークユヌはそう言い、謎の霧に包まれて消えていった。
「ふうー…」
「…」
「君だれ?」
「あ、そっち?」
「2個以上ないよ」
「君かあんたのどっちかなーと」
「俺初対面の人にあんたは使わないよ」
「あんたさんに謝りなさい」
「珍しいなぁその名前」
「それよりお前、新しい英雄か?」
「そのとおり!我は伝説で最強であるぅぅぅ、『三態英雄タイプ』だぁー!」
「…」
「なにこいつ」
「でも!英雄なんだろ!?」
「そのとぉぉぉりぃ!」
「そのとおりなんだ」
「こいつがきてからカオスになってきてるぞ」
第5話 デンスル
「それで?お前は何故ここに来た」
「そーんなに聞きたいか?しょうがないなあ特別に言ってあげないこともないけど。まあ僕ぐらいになると相手の言いたいことぐらいわかっちゃうんだよねー。それにくらべて君たちはいつもいつ…」
「何こいつ」
読みにくすぎて読者ほぼ帰ったぞ
「まあ省略すると、僕はお腹が減ってたの。それでたまたまダークユヌがいたから来たってワケェ」
「なんでよりにもよってユヌなんだよ…」
「それはただの運」
「そういうことを言うでない」
---
「ただいまー店長さーん!」
口悪ねこが言った
「誰だそのヤツら」
「喋ったぁぁぁ!!!」
「ニャ?」
「無理がある」
「この人は…だれ?」
「よくぞ聞いてくれました!私の名前は『ファン•ナノ•デース』だぁぁ!」
「なんのだよ」
「親に聞いてくれ」
彼らの話を遮って男が言った
「こいつは変なやつだがな、ただ腹が減っているだけなんだ」
「お腹が?」
「そのとぉぉぉりいぃぃ!だっっっ…」
「あ、餓死だ。」
「餓死ですね。」
「ほっといたほうが静かだしいいんじゃねえのか?」
「お前もまあまあだぞ猫」
「ニャオ?」
「いいタイミングで記憶喪失するな」
その時、アラームビンが鳴った
いつもより、大きく。
「おーし、エレメト集団だ!
行くぞ!」
「おー」
---
素科達の着いた先にいたのは、蝶の形をした人型の化け物だった。
「あれは…蝶の怪物?」
「そうそう、言い忘れてたがああいう怪物は『デンスル』って言うんだぜ」
「今⁉︎」
「お先にへんしィィィん!」
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
フローズン•トーン!
ガチガチフローズン!
「たあっ!」
ガキィィン!
「ああっ、ちょ!」
ドン!
「いててー…」
「‼︎」
蝶のデンスルは素科が転び、体制を崩した隙に突っ込んできた。
「まずい。
よけろ、素科!」
蝶のデンスルはすぐそこまで来ている。
第6話 ダークユヌ
「まずい。
よけろ、素科!」
蝶のデンスルはすぐそこまで来ている。
バシャバシャウォーター!ブレイク!
蝶のデンスルはミュージックの出した水によって流された。
「大丈夫か!?」
「あ…うん…」
その時、
「よお。」
「お前は…ダークユヌ。」
「違う違う。俺の名前は
『トライ•アブル•デンスル』だ」
「デンスルか…」
ガッチャーン!
セットオン!
どこからともなく声が聞こえた。
混ぜろ!(混ぜろ!)混ぜろ!(混ぜろ!)
「変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「行くぜ!」
素科がきても、彼は全く動じずに銃を構えた。
「変身」
銃を素科に向けて一発撃った。
アン•ユーズアブル!ダークヒーロー!
「変身」
トライはそう言って、腕につけていたブレスレットらしき物に瓶を挿れた。
その瞬間、トライは上から降ってきた瓶に入って黒い液に飲まれた。
ブラックファイター!&エレメント!
ミックス!
ダークサイエンティスト!ブラック!
トライはもう一発銃弾を撃った。そして弾丸が弾丸に当たり、速さがより増した。
「ぐあっ!」
避けられるはずもなく、素科は弾丸に当たった。
「どうした。その程度か」
「私がキタァァァ!」
「邪魔だ」
ダークユヌが撃った銃弾に当たり、ミュージックはすぐに消し飛んだ。
「このやろぉ…」
素科は殴りかかった。だが、トライには傷一つつかない。
「終わりだ」
ブラックファイター!&エレメント!
マッド•フィニッシュ!
「ぐあぁぁぁッッッ‼︎!」
フィニィィィッシュー!
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「まだ生きてたのか」
「ワタクシは賢いからここで逃げるを選ぶぞ!」
sommon ウォーター!
大量の水が素科たちを流した。
「逃げたか…」
そもそもお前はなんで止めなかったんだよ。
「でさ、ダークユヌにやられる夢を見たんだ。
それで俺、気づいたんだ。」
「キャットフードの必要性に?」
「今の俺じゃ、あいつには勝てない。みんなの力がないと」
「でもお前のアイテムにお前と俺、ほぼ関わってないけどな」
「確かに」
寝室(笑)のドアが開いた。
素科に真っ先に駆け寄ってきたのは店長さんが1位だー!
続いて2位は出てきて4話ぐらい経ってるのに未だに名前がわからないシマエナガ!
「誰がシマエナガだ」
「見て見てー!これ!
攻撃力”だけ”に、特化した最強のビン!」
「店長さん…戦いっていうのはね…バランスよく…」
「いいから持ってみろニャ」
「持つだけだぞ?何も変わらないよ(フラグ)」
素科がビンを持った瞬間、不思議な感覚に包まれた。力が込み上げてきて、体中の細胞が活性化している。ちょっとしすぎな気もするが…
「みんなで作った(一部例外を除く)これさえあれば…やつに勝てる…!」
第8話 力か友情か
「みんなで作った(一部例外を除く)これさえあれば…やつに勝てる…!」
「例外?」
「誰のことニャロ?」
アラームビンが鳴った。
「よし、行くぞ」
「まぁ、この私がいればッ…!」
「どうした!?」
「この前…トライにやられたところが痛む…」
ファンの体には大きな傷がある。この傷の大きさでは、戦いに行けそうにない。
「素科…あとは頼んだぞ…」
「まだお前生きてるだろ」
「そうだそうだー!働けニャー!」
「早く行くぞ。ファン、猫、店長…さん。お前らはここにいろ」
「はーい」
---
街ではトライが暴れ回っていた。素科を倒すために。
「素科ー!出てこい!」
そう言っても聞こえるのは悲鳴だけ。
「逃げたか…」
トライがそう言った瞬間、瓦礫が動いて、中から人とユヌが出てきた。
「大丈夫ですか?」
「あ、えと…はい。大丈夫です」
「早く逃げてください」
シマエナガが女を連れて逃げた。
「トライ!これでお前は終わりだ!」
そう言って新しく作られたビン、『ニトロゲン』を使った。
「変身!」
ニトロゲンから素科にパワーが伝わってくる。だが、力が大きすぎる。
「なっ!力が、溢れてくる!体の…制御が…」
素科が地面を叩いた瞬間、地面を真っ二つに割った。
「おぉ…そこまでパワーがあるものを作っちまったのか…」
ついさっき、あれほど強い攻撃をしたのにも関わらず、素科はまだ疲れていない。それどころか、次々と地面を破壊している。
「無変身でこれほどのパワーか…
こりゃあ、変身されたら俺も地球もたまったもんじゃないぞ…」
しかし素科はかろうじて生き残っている自我で変身をしようとした。全てはトライ、ダークユヌを倒すために。
ガッチャーン!
セットオン!
ニトロゲンから声が聞こえた。
混ぜろ!(混ぜろ!)混ぜろ!(混ぜろ!)
「変……身…」
ニニ、ニニ、ニニ、二二、二トロゲーン!ハイパービッグ!エレメントチェンジ!
トリクロリド、ユヌ!ニトロゲン!
「この力で…お前を、倒す…!」
「おいおい冗談じゃないぜ。そんな状態で俺を倒せるとでも…」
トライが言い終わる前に素科が攻撃をした。地面にひびができるほどに。
「外したか…」
「軽く暴走してんじゃねえか…
そんなので俺を倒しても嬉しいのか?素科!」
「お前を倒すためなら…手段は選ばない!」
次々と地面が割れ、崩壊している建物だってあった。それでも素科は、攻撃をやめない。
「おいおい、俺にまるで攻撃が当たってねえぞ?」
「うるさい‼︎!」
今度は攻撃した地面が跡形も無く破壊された。その衝撃は、トライにも当たった。
「グハッ…
はぁ…はぁ…俺のスーツを破るとは…いいじゃねえか…」
「だが…そんな攻撃も当たらなければいい話。
お前の体力切れにトドメを刺して終わりだ!」
「お前が先に、死ななければ…な」
エレメント!ヒッサツ!
トリクロリド!
「大、大、大爆発!」
素科がそう言って地面を叩きつけたその瞬間、全てを破壊するほどのパワーが生まれた。その力はどこまでも届くような気がした。
「ぐあっ‼︎!くっ…ぐあぁぁぁぁぁ‼︎‼︎!」
その力はトライに全て当たった。
「アハハ…お前ほんとにバカだ…
こんな力で俺を倒すとは。まあいい。『計画』は順調に進んでいる…」
トライの生気が無くなった。トライのビンも破壊され、黒い煙を上げている。
「はぁ…はぁ…」
「素科さーん!」
様子を見にきた店長さんだ。
「な、なんですかこれ…」
「おいおいマジかよ素科…」
「おい、あれ!
トライじゃないのニャ!?」
そこにはトライ”だった”ものがいた。
「みんな……俺、やったよ…
みんなを…助けたよ…」
シマエナガが言った。
「お前…」
「なにが「助けたよ」だ!
これじゃあお前が被害を出してるだろ!被害を出してるやつが変わっただけなんだよ!」
「大体、お前なら実験してたから変身したらいけないことぐらい分からねぇのか!」
「こんなことしてたらお前が『エレメト集団』だよ!」
その言葉のナイフは、ユヌのスーツを突き破って素科に届いた。
「お前なんか……大っ嫌いだ!」
「…」
「お前なんかのために作らなければよかった!」
「…」
「黙ってないでなにか言ったらどうだ!」
「……俺、ユヌやめるわ
ヒーローなんて…俺には向いてない」
「そんなことない…
俺は…とんでもないことをした…
許されない事だ…」
少し沈黙が続いて、店長さんが口を開けた。
「………私は君のやったことは正解だと思ってる」
「でも…」
「世の中は何も…結果が全てじゃないんだよ。」
「…」
「私は君がやりたかった事、よくわかる。
その、『やろうとした』事が…大事なんじゃないかなって…」
「それに、まだユヌが使えなくなったわけじゃないし…」
「私…ユヌの君、かっこよくて好きだよ」
「かっこいい…」
「まだ、君にはチャンスがある。だから…もう一度、やってみない?
『ユヌ』」
素科は少し考えてから立ち上がった。
「まあ…それもいいよな…」
「てことは!」
「ありがとう。
ヒーローとして、ユヌとしての俺のやり方が分かった気がする…」
第10話 変身!オキシジェンユヌ!
「まだ、君にはチャンスがある。だから…もう一度、やってみない?
『ユヌ』」
素科は少し考えてから立ち上がった。
「まあ…それもいいよな…」
「てことは!」
「ありがとう。
ヒーローとして、ユヌとしての俺のやり方が分かった気がする…」
---
「さて、そろそろ終わらせるか…」
ヒッサツ!
マグナムエレメント!
「ちょっと待ったー!」
猫が言った。
「お前…
ユヌは辞めるとか言ってただろ!」
「辞めたさ。だけど…誰も復活しないなんて言ってないよな?」
「素科…このやろう!」
「変身」
ア•ア•ア•アイアーン!
エレメント!ビッグアイアンチェンジ!
アイアンユヌ!FE!
「おらっ!」
素科の鋼鉄のパンチで、フィーバットが怯んだ。
「今だ、猫!なんかしろ!」
「任せろニャー!」
猫がフィーバットの顔に飛びついて、目眩しをした。
「くそ、前が!」
「変身!」
エレメント!ビッグオキシジェンチェンジ!
オキシジェンユヌ!Oオー!、スゲーイ!
「酸素達!奴らに張り付いて!」
素科がそういうと、周りの酸素が全て マグナムにくっついた。
「くそ!なんだ!?」
酸素が銀にくっつくと、酸素と銀が化学反応を起こして、スーツが酸化した。
「これじゃあ反射ができねぇ…」
「これで銃が効くようになった!
ファン!」
「任せろ!」
ファンが撃った銃弾はフィーバットの銀色の剣に当たり、剣がフィーバットの手から落ちた。
「これなら近接攻撃が効くぅ!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
エレメント!ヒッサツ!
アンモニア!
「アンモニア…スラッシュ!」
素科の剣が、マグナムのスーツを破壊した。
「くそ!変身が解けた!」
さらに斬撃も加わり、フィーバットを本体ごと切り裂いた。
「バカな…この俺が、負ける…
だと?」
その時、廃ビルの上からフードを被った誰かが降りてきた。
「こいつは水で倒さないと、死なない。お前らの行動は間違いだ」
すると、フィーバットが立ち上がって言った。
「はッ!その通り。俺様はまだ死んでなんかいない!」
「勝手に敵陣地を攻めるな」
「お前は誰ニャ!」
「俺か?
そうだな…『ホログラム』だ。後でいっぱい聞くだろうな」
そう言ってフード男は逃げていった。
「棒グラフ…?」
「ホログラムニャ」
「なんですか?それ」
「バカしかいニャいのか…?」
「誰のことでしょうかね?」
猫は呆れた様子で言った。
「ホログラムっていうのはレーザーを使って立体画像を記録した物ニャ」
「3mmぐらい分かった」
「私は5mm!」
「単位をもっと上げろニャ…」
「ワタクシの推理によると、そもそもホログラムって名前なだけなんじゃないのか?」
「それだ!」
何がそれだ!なのかを1時間弱問い詰めたい。
第11話 セレン•ホログラムの脅威
「第2回!どうやって倒すんだよ作戦会議〜!」
「戦ってすらねえだろ」
「そもそもあいつ変身するのニャ?」
「しらなーい」
「まあ、天才的なワタクシのアディアだと、奴はおそらく『毒』を使ってくると思う」
「毒ってもっとヤバい奴が使うんじゃないの?」
「それほぼ差別ニャ」
「まじか」
「じゃあ毒だとして話進めよー」
「店長さん眠そう」
素科がそう言った瞬間、寝た。
「おやすみー」
「この会毎回誰か寝るニャ」
「毒ってどうやって対策するノダ?」
ファンが話を戻した。明日は雨かな。
「毒の対策方法は毒じゃないのニャ?」
「相手が毒で変身するなら他に毒のビンはないんじゃないの?」
「酸素はどうした!」
「一番効かないだろ」
「浮くだけニャ」
批判殺到!やったぜ!
「ワタクシの頭脳を持ってしても分からないとは…」
ペペレペーン!ペペレペーン!
アラームビンが鳴った。
「デンスルだ!行くぞ!」
「なんでアラームビンがあるのニャ…」
---
アラームビンが示した場所に向かった素科達。
そこにいたのは…
「あいつは…
ホログラム!」
「お前達は俺達の計画に邪魔な存在だ。
だからお前達を潰す」
人気のない山の中でホログラムが手に持ったのは、1つのビンと鎌だった。
「変身…」
バーチクチク!バーチクチク!
セレン!セレン!セレンホログラム!Seセイヤー!
鎌から煙が出てきた。
それがたちまちホログラムに覆い被さり、スーツが作られた。
「変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
フローズン•トーン!
ガチガチフローズン!
「行くぜ!」
素科達がそう言った瞬間、鎌から出てきた煙が素科達に襲いかかった。
「なんなんだ!この煙は!ワタクシ達を狙っているとしか思えない!」
「なんとかして追い払わないと!」
「俺もいるぞ」
ホログラムは思い鎌をファンに一発。ファンは遠くの木まで吹き飛ばされた。
「ファン!」
「次はお前だ」
鎌を持ちながら高速で迫ってきたホログラムの攻撃を、素科は間一髪で避けた。
「あの鎌にも煙にも当たらずに勝つ方法…」
---
「痛たたた…」
ファンは体の葉を払い、素科達のところに帰ろうとした。すると、地面に何かが埋まっているのが見えた。
「これは…」
地面から掘り起こしてみると、そこにあったのは一つのビンだった。
第12話 黄金のユヌ
ファンが手に取ったビンは、金色のビンだった。
「おお!輝かしいビンだぁー!
これを早く素科の元に届けなくては!」
ファンは急いで素科のいる場所へ向かった。
---
「どうした?考えている暇なんてお前には無い」
ホログラムは鎌を素科に当てた。だが、素科はギリギリ踏みとどまった。
「きっと…ファンが何かしてくれているはずだ…
俺はそれまで耐える…」
「無理だ」
ヒッサツ!セレン•ホログラム!
バーチクチク!バーチクチク!
ホログラムは煙を素科に当て、身動きをとれなくした。
「終わりだ」
ホログラムは高く飛び上がり、煙が鎌に当たった。
鎌のスピードが上がったところで、ユヌを切り裂いた。
「ぐあぁぁぁ‼︎!」
素科はギリギリ変身解除で済んだ。
「はぁ、はぁ…
こいつ…強い…」
「次こそ仕留める」
ヒッサツ!セレン•ホログラム!
バーチクチク!バーチクチク!
「待てーい!」
「雑魚じゃないか…
煙、やれ」
煙は「分かった」と言ったように動いた。
「素科、これを使いたまえ!」
「これは…金色のビン…?」
「金色のビンだと…?
あいつらが…?」
「変身!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴールデン!
ギラギラ輝くゴールデン!
全てがギラギラゴールデン!
ゴ ゴ ゴ ゴールデン!黄金のAu(英雄)!
「くそ…光が強すぎて攻撃が…」
「行くぜ!」
素科が走った場所が次々と金に置き換わっている。
「光れ!」
素科がそういうと、金たちがホログラムに向かって一斉に光を当びせた。
「今だ、素科!」
エレメント!ヒッサツ!
ゴールド!
「ゴールド•スマッシュ!」
素科がホログラムに向かって重いパンチを与えた。
「ぐはぁっ………」
さらに、ホログラムの鎌も壊れた。
「形勢逆転だ」
---
ファンは、煙と戦っている。
「煙くん、君は気体だから攻撃が効かない。
だったら…」
「これで終わりだ!」
サンタイヒッサツ!
ブッシツノサンタイ!
キタイキック!
「とりゃぁぁ!」
「気体で倒せばいいのだ!」
---
「お前の負けだ。ホログラム」
「お前達は本当に馬鹿だな」
ホログラムが指を鳴らすと、崖の上から巨大な岩が落ちかけていた。
「チェックメイトだ」
「上から…フィーバットが押している!」
フィーバットが何かを言いながら、岩を落とした。
「時間を稼がれていたのは、こっちだったのですか…」
ドォォォォォン‼︎!
---
素科達が落ちきたところに、通りかかった一人の女性が来た。
「岩の下に人がいる!
大丈夫ですか⁉︎」
「これって…科元さん…?」
第13話 実らぬ恋
「ん…え?
ここ…どこ?」
「やあ、おはよう素科くぅーん」
「はいはい、おはようおはよう…」
森に完全に同化している木造の家。いつもならその家には1人しかいないのだが、今日は3人もいる。こんなこと、1年ぶりだろう。
「あ、起きました?」
「え、あはい。」
「お嬢さん…良かったらこのワタクシと…」
「え…?えと…」
「はいはいそこまでそこまで
イチャイチャすんなよリア充どもが」
「イチャイチャなんかしていませんよ!
ただ愛の告白を…」
「年齢制限上がるからやめろまじで」
ファンが丁寧な言葉で言った。
「そういえば…あなたの名前はなんて言うんですか?」
「あ、私の名前は…」
その時、アラームビンが鳴った。タイミング悪いなあもう。
「デンスルだ!行くぞファン!」
「ああ!」
彼らが立った瞬間、素科達の足に激痛走る!
「痛たたた!」
「あ…怪我してるところ…まだ治ってないから…」
「じゃあ誰が行くんですか!
ワタクシは行きますぞ」
「おい!ちょっと待て…」
ガチャン!
「なんであんな怒ってるんですか?」
「俺もよくわからない」
---
「あの人にいいところを見せるため…」
木の奥からタコのデンスルが出てきた。
「ん?お前は…ミュージックじゃあないか!」
「そおのとり。
ワタクシのために死んでくれ!」
「そんなの無理だよーん!」
それはそう。
「だったらワタクシがこの手で…
変身!」
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
フローズン•トーン!
「たあぁぁぁ!」
ファンがデンスルに突っ込んで行った。勿論、デンスルは素早くかわした。
「まだまだあぁー!」
サンタイヒッサツ!
ブッシツノサンタイ!
コタイキック!
ファンがキックした場所から周りの場所まで、どんどん凍っていく。勿論、デンスルも例外ではない。
「え?ちょ、待って!俺出番少な過ぎいぃぃ‼︎!」
デンスルのカチコチ焼き(?)
〜フォアグラとキャビアを乗せて〜
(タコ味)
---
「どうぞ。お嬢さん。」
ファンはさっきよ料理を彼女に渡した。ほんとに同じ教育を受けてきたのか疑うレベルだ。
「わ、わぁ…とっても…嬉しいです…」
彼女は苦笑いをしながら食べるそぶりをした。
「で、でも私…今はちょっといいかな…」
「今!今食べないと美味しくないから!今!」
広告かよ。彼女はファンの食べろ!という圧に負け、見事に食べてしまった。可哀想に。お気の毒に。
「ん…えと…」
「美味しいでしょう!そりゃなんといってもミシュラン3つ星を雇っている者の料理ですから!
これくらい当然ですよ!」
「あ…えと…はい…?」
だめだこりゃあ。
第14話 ファンの告白大作戦!
黒焦げの研究所。かつて火が燃え盛った森。まだ森としての原型は残しているが、それもほんの一部の話。そんな場所に、一人の女性がやってきた。
「ねえ、フィーバット。
本当にこれで、私たちは世界の支配者になれるのよね?」
「ああ、間違いないさ。ヤツの…『バーフィル』の腕さえ、手に入れば…」
「その、バーフィルってなんなの?」
「バーフィルか…超簡単に言うと、
AIすらも勝てるキャラはいない。と、言った化け物キャラだ。」
「そんなキャラ、いくらでも…」
「いいや、こいつは違う。
次元移動、無概念操作、物語の決着をすでに決める力…など、山ほど能力あるんだ」
女は不思議そうに言った。
「じゃあ、なんで手が…?」
「良い質問だ。
かつて、バーフィルと戦った『英雄』がいた。
何人いたかは不明だが、そいつらがバーフィルの体をそれぞれ、分けたんだ。」
「バーフィルにはあんな力があるのに?」
「ああ。
しかし、バーフィルを分ける途中に、バーフィルによって全ての記憶を消され、変身アイテム、友達、など、全てを失って一から人生をやりなおさせたんだ」
「じゃあ…英雄達はもういないってこと?」
「そうとは限らない。
英雄は、別々の『宇宙』に飛ばされた。
だが、大量の英雄だ。一人や二人、もう一度変身アイテムを見つけていてもおかしくないさ」
「へぇ…」
「あと…自分で使ってた変身アイテムを作ったやつとかもいたりするじゃないのか?」
「もしかしたら、同じ宇宙に飛ばされたやつもいたりしてな…」
---
「うーん、やはり最初のデートは定食屋さんか…?」
「最初に定食屋さんはやばいぞ!」
「そうなのか?」
「定食屋さんだと、『お前に使うお金はあんまりない!』みたいに思われたり思われなかったりするから…」
「一瞬だけ魂魄こんぱくが頭に…」
「切れぬものなどか…」
「じゃあ初デートはどこが良いんですか!?」
そもそもお前付き合ってもないだろ。
「そりゃあ…
水族館とか…?」
「お前の好みだろ!」
「そりゃあ多少、個人の好みは入ってくるけどさ…!」
その時、ドアが少し開いた。と、いうことは…!?
「あの…えと…
デ、デート?の話、聞こえて…」
「あなたの初めて行きたいデートスポットはどこですか?」
おい。ド直球すぎるぞ。
「え?あえ?えと…え?」
「ちょ、落ち着いてください。こいつは俺が後でしっかりやっておきますから…!」
「ほら…行くぞ!」
「分からない時は聞けと教わらなかったのかー!」
ズリズリズリズリー
素科に引っ張られながらファンは、表に出された。チャンチャン!
赤と黒と白が入り混じった見た目のドラゴンのビンがあった。そのビンには、腕の形が彫られている。
第15話 ファンの覚悟
「おいファン!
お前なんで女子にそういうこと聞いちゃうかなぁ…」
「分からないことは聞けと教わったので…」
「そんなこと言ったら好きバレするに決まってるだろ!」
その時、ファンは倒れた。
ファン•ナノ•デース午前10時8分死亡!原因、多分ショック死!(知らんけど)
「早く起きろ」
「はーい」
---
「ホログラム、どういうことだ!」
「そう慌てるな。大した成績も残していない、フィーバットくん。」
「チッ…」
「俺に楯突くなら、ユヌを倒してからにしろ」
「だったら早く新しいビンをよこせ!」
「ん。」
ホログラムが指差した方向には、新しいビンが置いてあった。
「へ、へぇ、少しはやるみたいだな!」
「…」
「これはもらっていくぜ!」
ガチャ
フィーバットの足音が完全に聞こえなくなった状態で、ホログラムは言った。
「人の話を聞かずにあーんなやばいものを持ち出すなんて…」
策士。
---
「次は告白の練習だ!」
「こく…はく…?」
「言葉覚えたての赤ちゃんか
赤ちゃんか。」
「あ?」
「それでまず告白の仕方は、」
逃げた。
「相手に好きになった経緯とかを書くの。
好きなところとか言っても個人差とかあるし…」
「そんなもんなのか?」
「気にしてるところとか言われたら嫌だろ?」
「確カニ毛ガニ」
「さあ、俺を………
あの人の名前なんだったっけ」
アラームビンが鳴った。
「行くぞ」
「今いいところだったのにー」
---
「はぁ…はぁ…ここか?」
素科達がついた所に立っていたのは、フィーバットだった。
「よお、お前たち。
素科の変身アイテムをよこせ。」
「渡すわけないだろ!何が目的なんだ!俺たちを裏切ったくせに!」
「そうカッカするなって」
「待て待て素科くぅーん。
ここは私が…」
マ、マ、マ、マグナム!エレメント!
A!G!シルバー!
「素科を燃やせ」
フィーバットがそう言うと、太陽の光が全て、素科に光線として当たった。
「ぐあぁっ!」
素科の体が段々と溶けていく。
「俺の銀は特別製でねぇ、
相手を”完全に”燃やし尽くすことができるんだ。
さあ、分かったら大人しく素科のアイテムをよこせ。」
「くそ…このやろう…!」
息が荒くなっていく素科。アイテムを渡そうとしたが…
「待て。だからここは私がやると言っているだろう。」
ファンが前に出た。素科は溶けそうな声で言った。
「はあ⁉︎お前正気か⁉︎
お前には好きな人がいるんだろ?だったら俺を置いて命を守れよ!」
「いいや違うね。
私がここであいつを倒さなければ…いずれあの子も死ぬ。
あの子に好きを伝えられない」
「でもお前が勝てる可能性なんて!」
「帰ったら………
アイスでも食うか?頭冷やせ。」
素科の手が、地面に落ちていく。
素科は泣きながら言った。
「今は…夏だよ…
ファン…」
「変身!」
ファンの体に、次々と氷がくっついていく。
第16話 俺たちのマグマ
「変身!」
ファンの体に、次々と氷がくっついていく。
「ファン!」
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
フローズン•トーン!
「行くぞ」
「こいよ」
ファンはフィーバットに殴りかかった。
「遅いんだよ!」
「くそ!」
しかし、すぐにフィーバットに止められた。
「所詮はその程度か…」
「まだまだあ!」
サンタイヒッサツ!
ブッシツノサンタイ!
コタイキック!
「てりゃあぁー‼︎」
ファンのキックはしっかりとフィーバットに当たった。
「ぐああぁっ!」
「はぁ…はぁ…」
「だが…まだだ!
俺には…あのビンがある!」
ニニ、ニニ、ニニ、ニニ、ニトロゲーン!ハイパービッグ!エレメントチェンジ!
トリクロリド、マグナム!ニトロゲン!
「なんで…あいつがニトロゲンを…?」
「おらあぁ!」
フィーバットの攻撃は、大地をもえぐりとった。
「ぐああぁっ!」
「ファン!」
ヒッサツ!
マグナムエレメント!
「これで終わりだ。」
その時、森の奥から声が聞こえた。
「待ってください!」
「ん?」
「私…ファンさんのために…ビンを作っておいたんです!
前に戦ってるところ見て…私も力になりたいなって…」
「貰っておけ。ファン」
「…サンキューな」
マ、マ、マ、マグマ!
ラヴァ•トーン!
ファイア!
「ワタクシと彼女のマグマ、見せてやりましょう」
「上等だ!見せてみろ!」
彼女が走ってきた。
「冬野さん!
ここはあぶない!から…?
あれ、なんで俺…」
「冬野さんって…なんで素科さんが…?」
第18話 防衛機能
「冬野さん!
ここはあぶない!から…?
あれ、なんで俺…」
「冬野さんって…なんで素科さんが…?」
「なんでだ…?
俺は…初めて会ったはずなのに…」
なにかがおかしい。会ったはずのない相手の名前を普通、一発で当てられるはずはない。と、なれば答えはただ一つ。
「俺達は…前に会ったことがある…?」
「いいねー。面白い事になってきた」
「ひとまず、逃げましょう!」
「あ、ああ!」
「そうはさせるか」
ホログラムはビンと鎌を持ち、鎌の先端にビンを挿れた。
「変身…」
バーチクチク!バーチクチク!
セレン!セレン!セレンホログラム!Seセイヤー!
鎌から煙が出てきた。
それがたちまちホログラムに覆い被さり、スーツが作られた。
「バーフィルのためだ。悪く思うな」
「バーフィル…?」
summon smoke!
「やれ」
「変身!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴールデン!
ギラギラ輝くゴールデン!
全てがギラギラゴールデン!
ゴ ゴ ゴ ゴールデン!黄金のAu(英雄)
「前勝ったものねぇ…」
煙は素科の周りをグルグル回っている。だが、素科はすぐに煙を捉えた。
「ここだ!」
エレメント!ヒッサツ!
ゴールド!
「ゴールドスマッシュ!」
煙は粉々になって、消えていった。
「煙を一発で…」
「次はお前だ!」
エレメント!ヒッサツ!
ゴールド!
「はああぁぁぁ………」
「遅い」
ホログラムはハンマー投げのように、素科を手だけ持って、遠くに放り投げた。
「ぐはあぁぁ………」
「素科さん!」
「くそ…前よりも強くなってやがる…」
「これなら”あのビン”を使う必要もないな」
「あのビン…?」
ア•ア•ア•アイアーン!
エレメント!ビッグアイアンチェンジ!
アイアンユヌ!FE!
「攻撃には防御だ!」
素科が鋼鉄の壁を何重も出した。いくらホログラムでも、この量を壊すには時間がかかる。それを勘付いたのか、ホログラムは壁越しで言った。
「素科。良いことを教えてやろう。
“忘れる”っていうのは人間の脳の防衛機能なんだ」
「だからなんだ!」
ホログラムが変身を解除した。
「お前がその女のことを忘れてるっていうことは、その女に対する忘れたい”なにか”が、あったんじゃないのか?」
「忘れたいなにか…?」
「こっちに来たら教えてやろう」
「…」
素科はしばらく考え込んだあと、変身を解除して、鉄の壁を消した。
「それでいい」
「それで…どういう意味なんだ…」
素科が歩きながら言った。
「素科さん…危ないですよ…」
「大丈夫だ。やつは変身していなから、致命傷になるようなことはない」
「でも…」
「お前が冬野を忘れていたのは…
『こいつが冬野冬香ふゆのとうかだからだ』
」
冬野は少し悲しげな表情をしている。
第19話 バーフィル
「…は?どういうことだよ…」
「お前が死んだと思っていた冬野冬香ふゆのとうかは、”死んでなかった”んだ」
「は?でも…確かにあの時火の中に…」
「”そのあと助けたんだ”
俺が」
「冗談じゃない!確実に燃え尽きていただろ!」
「まだ気がつかないか。
なぜ俺があんな森の中の研究所を見つけ、中の人を奇跡的に助けられたと思っているんだ?」
「てことは…自作…」
「自演だよ。
研究所が燃えたのも、冬香が死にかけたのも全部。」
「でも…冬野さんは…そんなこと…」
「裏切ってなんかいないさ。
俺が撒いた火から助けてくれたお礼に、ビンを見つけてくれた、だけだ」
「まさか…私に探させたあのビンって…」
「”バーフィル”だ」
セットオン!
バーフィル!
「変身」
元素を破壊する最強王者!
K、G!
K、G!
King!
エレメントキング!
バーフィル•ホログラム!
赤と黒と白が入り混じったドラゴンの幻影が実体化し、ホログラムに巻きついた。
「俺こそが、元素の王だ」
「冬香さん、危ないから下がってて!」
「変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「元素破壊(エレメント•クラッシュ)」
ホログラムがそう言うと、ユヌのスーツが光の粒子となって、消えていった。
「強制変身解除⁉︎」
「これが元素を破壊する力だ」
「素科さん、次くらえば死んじゃいます!一旦逃げましょう!」
「これは流石にな」
---
「落とされたのはこの辺りだったはず…
お、あった!」
素科の目には、大きな垂れ幕をつけた、我が家(お店)が映っていた。店はまだ明かりをつけている。
「あれが、素科さんの家ですか…」
「最高のスーパー(自称)です」
---
「おーい!店長さーん!」
店の裏で元気な声が聞こえた。
「あ!素科さん!やっと帰ってきましたか!
そちらの女の人は…?」
「あ、えと…この人はね…」
素科が困っていると、冬野は言った。
「ファンさんの恋人です!」
「え?」
「ニャ?」
---
「なるほどなるほど……?」
「つまり今は亡きファンの恋人ってことニャ」
「そのまんまだね」
「まんまだな」
「ていうか!?ファン死んだのかニャ⁉︎」
「実はフィーバットと戦ったのが限界だったっぽくて…」
「じゃあ、お前一人でホログラムを倒さないといけないのニャ⁉︎」
「そういうことになるんだよな…」
「あの人、”多分”意外と強いですからね…」
「惜しい人を亡くしたニャ…」
「それで、この後はどうするんですか…?」
「そうなんだよなぁ…
ホログラムが何を考えているか分からないし…」
「とりあえず、今は休んどいた方がいいんじゃないかニャ?」
「それもそうだな」
第20話 プルトニウム ユヌ 起動
ぺぺレペーン!ペペレペーン!
「デンスルか…
今回は、俺一人で行ってくる!みんなを危ない目に合わせたらダメだし…」
「分かった。」
「生きて帰ってくるニャよー!」
「こんどこそ…エレメト集団を…!」
---
整備された公園のような場所に、素科はいた。
「デンスル!出てこい!」
素科がそう言うと、プテラノドンの見た目をしたデンスルと、トリケラトプスの見た目をしたデンスルがいた。
「二人か…変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「はああぁぁぁ!」
「俺たちの力、見せてやるぜ!」
プテラデンスルは空を滑空した。プテラデンスルに気を取られている隙に、トリケラデンスルは素科に体当たりをした。
「ぐあぁっ!」
素科は大きく弾き飛ばされた。そこにプテラデンスルがさらに体当たりを仕掛けた。
「くそ…地上と空中、どちらも支配している…!」
「今だ!プテラ!」
「ああ!トリケラ!」
「必殺!ダブルアターック!」
「くそ…こうなったら…
ファンから貰ったあのビンを…」
その時、素科の頭にファンの声がよぎった。
---
「力が強すぎるから渡さなかったが、今のお前なら…」
---
「今の俺なら…でも、ニトロゲンの失敗作…下手すれば、とんでもないことになる…」
「これで終わりだああぁぁぁ!」
「やむを得ない!変身!」
素科がビンを挿れると、素科の体がたちまち、紫と金の放射線に包まれた。
「ぐッ………ぐあああああああああああああぁぁぁァァァァァ‼︎!」
素科の意識が完全になくなったあと、放射線によって倒れた素科の上半身が上がった。
プルト、ニウム。
プルトニウム。
全てを変えた存在へと。
プルトニウム。Pu。
「な、なんだあれ!ユヌの様子が…」
「まずい!ここは逃げ………」
素科の拳によって、トリケラデンスルの体は瓦礫のように腐敗し、崩れ去った。
「トリケラ!トリケラァ‼︎」
「あ…あうええ…………」
そう言った後、素科の意識はまた消えた。
「このやろう…よくもトリケラを‼︎!」
ユヌは迷いなく必殺技を発動した。
ヒッサツ。
プルトニウム。
「プルトニウム、エンド」
トリケラデンスルの周りから棘が出てきた。
「やめろぉ!やめてくれぇ!お願いだ…家族のために…金のためにやってるだけなんだぁ!許してくれぇ!もうしないからぁ………」
棘はトリケラデンスルの体を突き刺した。
「あ…ゆぬ…おまえは…さいていなやろう…だな…」
棘はトリケラデンスルの体を突き破った。
「あ、あ……あ゛………」
「素科さん!やっぱり心配で…?」
「ど、どうなってるニャ………?」
ユヌの周りには、大量の赤い液体が飛び散っていた。
第21話 最恐vs破壊
「素科!これは………どういうことニャ!」
猫の呼びかけに対し、素科は聞く耳を持てない。
「あ…俺…また…やっちまった………」
「素科さん………」
「素科さん…一回家に帰りましょう…」
---
「俺…俺…!」
「何があったんですか?」
「人間を……
殺したんだ…」
「人間を………」
「なんで人間ニャ?お前はデンスルを……」
「そこだ」
「ニャ?」
「今までデンスルを倒した時には爆発しか起こらなかった」
「そういえばニャ」
「しかし今回は『血』だ…」
「つまり、人間がデンスルになっていた…ってこと…?」
「あの血…1年前みた冬野さんの血と同じ感じだった。
恐怖で、死にたくない。そんな色だった」
店長さんが慰めようとした。
「でも、誰だってミスは………」
「今回はそんなものじゃ済まされない……!
もう……目の前で人を失いたくないんだ………」
「素科さん………」
「ともかくニャ!今はホログラムが暴れてるんニャよね?だったら早くそいつを倒さないとまた被害が………」
素科はポケットからビンと変身アイテムを取り出した。
「これを使ってくれ………」
素科は床にピンと変身アイテムを投げた。
「そんな⁉︎私たちなんかには……」
「俺が戦うと、さらに被害を出すだけだ」
「…ニャ」
猫がドアを開けて言った。
「お前がそれを使うニャ。それまでニャアが時間を稼ぐ」
「私も………」
「すぐこいよニャ。素科!」
ガチャ
この部屋には店長さんと素科しかいない。
---
「素科、出てこい!
………ここにもいないか…
あいつのビンさえ奪えば、俺が神になれるって言う時に…」
「早く………」
「そういえば…あいつら、スーパーから出てきていたよな…?」
ホログラムは笑みを浮かべた。
---
「みんなああ言ってくれてるけど、結局俺は戦うと、誰かを傷つけてしまうだけなんだって。気づいたんだ」
「でも素科さんは!」
「店長さん。」
「はい?」
「今まで、ありがとう」
「ど、どういうことですか?」
素科はその質問に答えずにドアを開けた。
「これ」
素科はビン達を投げた。
「俺が持ってても、意味ないんだ。あげる」
しかし、投げ捨てたビンの中にはプルトニウムは無かった。
「素科さん!」
ガチャ
ドアの閉まる音が、部屋中に響き渡った。
---
「やっぱりここにいたか。
素科」
「俺もお前に用がある」
「人間をデンスルにしたことか?たかがぐらい…」
「たかが?ふざけるな!
俺は…目の前で人が死にかけた感覚を知った。その時、思ったんだ」
「俺は誰も殺さない!誰もこの感覚を味わって欲しくないんだ!」
「なのにお前は…人の命を弄んで…!」
「つまり何が言いたい」
「俺を殺して…このビンを破壊しろ」
「へぇ………」
「さん…!」
「素科さん!」
「ぐはぁッ‼︎!
あれ?今までのって…?」
「大変だったんだよあの後!急に素科さん眠っちゃうし、スーパーコンビィーニは壊れちゃうしで………!」
「ど、どういうことだ?」
「お前、死にかけだったらしいニャ!
『走馬灯』見えたかニャ⁉︎」
「走馬灯………」
「とりあえず、意識戻ったんだし焼肉パーティしよー!」
「やりましょう…!」
「そういえば、ファンは!?」
「ファンなら、あっちニャ」
「ありがとうございます。ありがとうございますぅー!!!」
「あれって………?」
「ファンが消えたところに奇跡的に居合わせた人が、ファンのDNAを病院に持っていってうまいことして、生き返ったらしいニャ!」
「あはは……よくわかんない………」
「まあワタクシは、天才不ジィ見男だからねぇ!」
「焼き肉食べよーっと!」
「おいおい待て待て、ワタクシの渾身のギャグは?」
「え?あれギャグだったの?」
「あーれはどう考えてもギャグでしょうよ………」
「へー!めっちゃ楽しそうじゃん!いいなー」
「おい!あいつがいないぞ!」
「やべ!じゃあねー!」
元素英雄 ユヌ
完!
英雄シリーズ2作目は、鉱石英雄 ツヴァイ。
見てね 訳 見ろ。
需要




