第16話 俺たちのマグマ
「変身!」
ファンの体に、次々と氷がくっついていく。
「ファン!」
ミュ、ミュ、ミュ、ミュージック!
フローズン•トーン!
「行くぞ」
「こいよ」
ファンはフィーバットに殴りかかった。
「遅いんだよ!」
「くそ!」
しかし、すぐにフィーバットに止められた。
「所詮はその程度か…」
「まだまだあ!」
サンタイヒッサツ!
ブッシツノサンタイ!
コタイキック!
「てりゃあぁー‼︎」
ファンのキックはしっかりとフィーバットに当たった。
「ぐああぁっ!」
「はぁ…はぁ…」
「だが…まだだ!
俺には…あのビンがある!」
ニニ、ニニ、ニニ、ニニ、ニトロゲーン!ハイパービッグ!エレメントチェンジ!
トリクロリド、マグナム!ニトロゲン!
「なんで…あいつがニトロゲンを…?」
「おらあぁ!」
フィーバットの攻撃は、大地をもえぐりとった。
「ぐああぁっ!」
「ファン!」
ヒッサツ!
マグナムエレメント!
「これで終わりだ。」
その時、森の奥から声が聞こえた。
「待ってください!」
「ん?」
「私…ファンさんのために…ビンを作っておいたんです!
前に戦ってるところ見て…私も力になりたいなって…」
「貰っておけ。ファン」
「…サンキューな」
マ、マ、マ、マグマ!
ラヴァ•トーン!
ファイア!
「ワタクシと彼女のマグマ、見せてやりましょう」
「上等だ!見せてみろ!」