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第八十話「VS色欲1」

「さて、年貢の納め時だ。「色欲」。」


そう言った竜斗は人化を解き、元の龍の姿になる。


「なっ、何をしたっていうのよ!」


こちらが戦闘体制に入っているのにも関わらず、呆然としている「色欲」。


(許可をとっておいて良かったな。新しい魔法のおかげで周りにもバレないし。)


竜斗は皇帝との会話を思い出していた。


◇ ◇ ◇ ◇

決闘騒ぎから2日後、竜斗は皇帝の部屋に来ていた。


「失礼する。」


そう言って部屋に入る。


「やぁ、来たようだね。なかなか大変だったそうじゃないか。それで、何かあったのかい?」


皇帝は部屋に入ってきた竜斗にそう言う。


「「色欲」の特定はした。鑑定もしたから問題ないはずだ。それでなんだが、おそらくどこかで仕掛けてくる気がするから、学園内で戦闘する許可が欲しいんだ。」


「普通ならダメというところだけど、何かあるんだろう?」


「あぁ、新しい魔法を開発できた。魔力はそこそこ使うがこれを使えば、周りの空間から切り離すことができる。」


「それなら問題ないかな。まぁでも一人生徒が死ぬことになるんだから問題になるからね。もう学園にはいられないかもね。」


「それは承知の上だ。」


「ま、それならいいよ。」


それで会話が終わり、竜斗は皇帝の部屋を出ていった。


◇ ◇ ◇ ◇

(あらかじめ許可を得たおかげで学園内でも戦闘ができる。それにしてもこの暗黒結界は使えるな。)


そうして新しい魔法に意識を向ける。


決闘騒ぎの後、竜斗は魔法の練習を続けていた。その結果、魔法で結界を作れるようになった。


そして、今の状況に一番ぴったりな暗黒結界と名付けた闇魔法の結界を今使っている。


「色欲」の方を見るとどうやら動揺もおさまり、人化を解いてキツネの姿で戦闘体制に入っていた。


『ふっ、いくら私を閉じ込めたとしても無駄よ。なにせ私には「魅了」があるのよ。どんなやつでも「魅了」にかかれば私に従うんだから。』


キツネの姿になった「色欲」がそう言ってくる。


『そんなことはどうでもいい。どちらにせよ、お前は「大罪」であるには変わりはないんだから。俺はお前らを倒さなきゃいけない。』


『まぁ、いずれにせよ...はじめようか。』

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