第七話「二度目の進化」
視界に光が戻ってきた。
(うん…?進化が終わったのかな?ならまずはステータスを確認しようかな。)
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名前:灰谷竜斗
種族:ピラニア
Lv:1/10
HP: 10/10
MP: 0.1/0.1
SP:10/10
基礎攻撃力:10
基礎防御力:3
基礎魔攻力:0.1
基礎魔防力:0.1
基礎敏捷力:5
スキル:
『鑑定Lv:3』『水棲』『隠密Lv:2』『恐怖耐性Lv:1』『生への渇望』 『牙強化Lv:1』 『顎強化Lv:1』
称号:
『異世界からの転生者』『原始の生物』『世界最弱の知的生命体』
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(つ、つえぇ〜)
ステータスは明らかに強くなっていた。
足りなかった攻撃力が一番高くなっていたし、牙や顎を強化するスキルもついていた。
(でも、ここまで強くなっても『世界最弱の知的生命体』は消えないのか。この世界レベル高くない?)
(とりあえず、新しく獲得したものを詳しく確認するか)
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『牙強化』
牙による攻撃を強化する。強化率はスキルのレベルによって変化する。
Lv:1・・牙による攻撃力が1.1倍となる。
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『顎強化』
顎を使う攻撃を強化する。強化率はスキルのレベルによって変化する。
Lv:1・・顎を使う攻撃の威力が1.1倍になる。
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(普通にいいスキルだな。これで一回の攻撃で12ぐらいHP削れるし。)
そう考えると、何かで試したくなってきた。
(おっ、ちょうどいいところにフナがで出てきたっぽい。まずは鑑定するか。)
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名前:なし
種族:フナ
Lv:2/10
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『鑑定のスキルレベルが上がりました』
どうやら鑑定のレベルが上がったみたいだ。しかし、もう一回鑑定してみても特に変化は見られなかった。
(レベルが上がるごとに何か新しく見れるようになるわけではないのか)
鑑定の検証をしていると、フナはこちらの姿を見て、逃げ出そうとしていた。
(おっと、逃すわけにはいかないんだ)
あわててフナの方に直進していきそのまま噛みつく。
そうすると、フナはだいぶ血を流しながらもまだ逃げ出そうとバタバタしていた。
逃げられないようにしっかりと噛みつく。フナはしばらく暴れた後、大人しくなった。
『レベルが上がりました』
どうやらもう倒したようだ。
(やっぱり、あきらかに攻撃力が上がっているなぁ。まぁただこの程度じゃまだまだだ。もっと倒していくぞ!)
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