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第六十七話「皇帝への謁見」

「今回の報告は謁見の間ではなく、父上の部屋で行います。もしかしたらあの賊を送った人物がいるかもしれませんから。」


城の中を歩いている途中、カーラが言った。


「いや…それはいいんだが今この会話も聴かれていることは考えなかったのか?」


竜斗はカーラに対してそう言う。


それを聞くと、カーラは口をおさえて、ハッとしていた。


(こいつ、結構ポンコツか?)


竜斗はカーラを見ながらそう思った。


「と、とにかくもうすぐ父上の部屋につきます。くれぐれも無礼のないように気をつけてください。」


カーラのその言葉で会話が途切れ、皇帝の部屋に着くまで二人とも無言だった。


◇ ◇ ◇ ◇

「つきました。先ほども言いましたがくれぐれも無礼のないようにしてくださいね。」


「あぁ、気をつけはするよ。」


カーラはそう言うと目の前の大きい扉を開けた。


「失礼します、父上。」


扉を開くとその部屋には椅子に座った一人の男性が読書をしていた。


「よく来たね。暗部から報告は受けていたけど、大丈夫だったかい?」


「えぇ、彼が助けてくれましたから。」


「へぇ、彼が報告に受けていた男か….なるほど。」


「父上?どうかしましたか?」


「いや何でもないよ。それでここに来たのは賊に襲われたことと彼を護衛にすることの報告でしょ?それならもう大丈夫だよ。もう報告は受けたからね。」


「はい、それならばこれで戻らせてもらうのですが…。」


「うん、いいよ。あぁでも彼は残しておいてね。少し話したいことがあるから。」


「話、ですか?それは構わないのですが…。」


そこまで皇帝と話したカーラはこちらに話しかけてきた。


「だそうです。父上との話が終わったら私の部屋に案内してもらってください。護衛についての話はそこでさせて

もらいます。」


「それでは私はこれで。」


カーラはそう言って出ていった。


「さて、カーラもいなくなったことだし、真面目な話をしようじゃないか。転生者であり、「大罪」と「美徳」の保持者、灰谷竜斗君?」


皇帝はそう言ってにこりと笑った。

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