第五十八話「憤怒との決着」
むかしむかしあるところにこころやさしいオーガがいました。
オーガはやまおくにすんでおり、やまのけものをつかまえてそれをたべてせいかつしていました。
あるひオーガはやまのなかでたおれているむすめにであいました。
オーガはそのむすめをちりょうし、むらまでおくりとどけました。
そのままさろうとしたところ、むらのおさがここでくらさないかときいてきました。
にんげんとなかよくなりたかったオーガはそのていあんをうけいれました。
やがてオーガはえいゆうとなり、むらにはへいわがおとずれました。
しかし、くにはかれをゆるしませんでした。
あるときオーガがむらにもどってきたとき、そのめにうつったのはもえあがるむらとオーガがあいしたむらびとたちのむざんにもころがるしたいでした。
オーガはいかりくるいました。
オーガはいかりつづけ、そしてむらびとたちをころしたくにをほろぼしました。
そして、ほろぼしたあとにかれにのこったのはきょむかんだけでした。
そのきょむかんからじさつしようとしたかれにかみは「ふんど」をふよしました。
そしてかつてのえいゆうは「たいざい」にそうさされるだけのあやつりにんぎょうにおちたのです。
かれはじぶんにおわりをもたらしてくれるじんぶつをまっています。
◇ ◇ ◇ ◇
ボロボロの自分に龍の牙がせまっているなか、「憤怒」とは違い酒呑の心の中は穏やかだった。
一度は彼に対して怒りを感じたが、結局彼が言った言葉は挑発に過ぎなかったわけだし、結果として生き地獄を終わらせてくれたのだからむしろ感謝している。
彼に感謝しながら酒呑は生き絶えていった。
◇ ◇ ◇ ◇
竜斗は「憤怒」の死を確認した。
(やっと倒したか。)
「憤怒」と死闘を繰り広げた竜斗は疲労があまりにも溜まっているため、魔物が周りにいないことを確認し、
眠りについた。
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