第五十三話「久しぶりの森」
健斗たちを見かけてから一週間がたち、竜斗はいつものように冒険者ギルドに来ていた。
(今日は久しぶりに森に行きたいな。ちょうどいい依頼ないかな?)
そう考えて探しているとそれにぴったりな依頼を見つけた。
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『ブラッドウルフ討伐の依頼』
アルトーレ大森林の浅層でブラッドウルフを3体狩ってきて
欲しい。
報酬:金貨一枚
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(おぉ、これなら報酬も高いしいいな。)
そう思っていつもの受付の人にこれを受理してもらおうと依頼の紙を渡す。
そうすると受付の人の顔が心配するような表情に変わる。
「大丈夫なのですか?ブラッドのつく歴戦個体は普通の魔物とは強さが段違いですが。」
「大丈夫。こんなので死ぬことはない。」
「なら、いいのですが..。」
受付の人は心配するような表情のままだが、依頼は受理してくれた。
「ありがとう。」
竜斗はそのまま冒険者ギルドを出ていった。
◇ ◇ ◇ ◇
浅層でさっさとブラッドウルフを風槍で仕留めた竜斗は森の深層に来ていた。
「最近、マジックバッグを買えたからな。ここら辺の素材とかもマジックバッグにいれれる。」
マジックバッグは竜斗が買った最下級のやつでも教室一つぶんぐらいは入る。
そんなことを呟きながらいると、ブラッドオーガが出てきた。
「おお、久しぶりだな。」
そう言いながら風槍を15本出してブラッドオーガに突き刺す。
そうするとブラッドオーガは血を流しながら倒れた。
『レベルが上がりました。
レベルが上がりました。』
「う〜ん。もうこのくらいじゃ相手にもならないな。でも「憤怒」に挑むのもな。」
『でもそろそろ挑んだ方がいいんじゃないかい?この世界にバグが生まれているのは事実なんだから。あまりもたもたしているとこの世界が壊れるよ?』
「強欲」はそう言ってくる。
「バグってそんなにヤバいのか?」
『放置していたらね。』
「じゃあそうだな。明後日には出発しよう。」
そう言った後は竜斗は陽がくれるまで森で狩っていた。
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