第四十八話「転移者たちの訓練1」※天谷健斗視点
健斗たちがこの国に来てから2日後、健斗たちは大きな場所に集められていた。
(ここでなにをするんだろう?今の所僕らしかいなけれど….。)
そんなことを考えていると、最初に王のそばにいた男と女性がやってきた。
「本日から君たち転移者の訓練を担当することになった、この国の騎士団長、アルトだ。」
「同じく魔法師団長のクインよ。」
「君たちには「憤怒」を倒していただきたい。」
「そのためにはステータスにのっている数値を上げる必要がある。」
「レベルを上げるには生物を倒す必要があるけど、スキルとかはそんなことしなくても伸びるからね。ここで
やることができるのよ。」
それに対して重戦士という職業を手に入れた赤原友志が言う。
「でも本当にあなたたちは強いのか?正直クインさん?はそこまで強そうには見えないけど。」
「ちょっと失礼よ!」
東条が言う。
「いいのいいの。この見た目だと舐められちゃうんだよね。じゃあそこの君一旦この剣渡すから襲いかかってきて みてくれない?」
そう言って木剣を赤原に渡してくる。
「は、はぁ。」
赤原は戸惑いながらも剣を持つ。
「すいません!」
そんなこと言いながら剣をクインに振りかぶった。
次の瞬間赤原が倒れていた。
「「「「「え?」」」」」
みんながポカンとする。
「アハハ、すごい驚いてる。これがステータスの差だよ。私は魔法職だけどそれなりにレベルはあるから
レベル1の君とじゃ攻撃力に差があるの。」
「そ、それならレベルを上げにいったほうが早いんじゃないですか?」
健斗は言う。
「でも、君たち今の状況で倒せる?いやもちろん君らは最初からそこそこ強いから勝てるだろうけど、
容赦なくモンスターだとしても殺すことができる?」
「それは…。」
そう言われて言葉が詰まる。
「まぁ、だからまずは戦闘経験を積むのもかねてスキルを鍛えていくんだ。そもそもスキルってレベル1じゃほぼ 使い物にならないし。」
「そうだ。君試しにスキルを使ってみてくれない?「光魔法」持ってたでしょ?」
クインは健斗にむかって言ってくる。
「わかりました..。でもどうやって使うんですか?」
「そうだね…。まずは頭の中で「光球」と念じてみて。」
そう言われて健斗は頭の中で念じてみる。
そうするとその1分後ぐらいに光の球が出てきた。
「わっ!本当にできた。」
「そうそうそれが一番基本的な「光球」だよ。でもすごく遅いでしょ?だからこれからしばらくはスキルの
練習に励みましょう!」
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