第三話「初めてのレベルアップ」
初めて書く作品です。できるだけ毎日投稿していきたいと思います。
(進化にはレベルがマックスになる必要があるのか…よしレベルを上げるか!)
そう思って、動き出そうとしたがよく考えてみるとこの小さい体でどうやってレベルを上げればいいのか。
(この体で倒せるのは植物プランクトンだけだ。近くに灰色の大きな塊のところにたくさん集まっているから
そこまで動こうか)そう思って動き出した。
◇ ◇ ◇ ◇
(やっとついた….)ミジンコのスピードの遅さを甘く見ていた。灰色の大きな塊(岩場だった)が近くに見えていたが実際に行ってみるとミジンコの動くスピードが遅すぎて体感で1時間ぐらいかかってしまった。
(さて、実際に見てみると少しキモいなこいつら…こいつらを倒して食べなきゃいけないのか?)
しかしやらないと自分が死んでしまう。イヤイヤながらも近づいていって口の近くまで足みたいなもので動かす。
そして飲み込み消化していく。
(なんか変な感じがする…..)
それを我慢しながら竜斗は同じように食べていった。
しばらく食べ続けて時間が経った時に竜斗の頭の中に声が響いた。
『レベルがアップしました』
慌ててステータスを確認する。
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名前:灰谷竜斗
種族:ミジンコ
Lv:2/5
HP: ーー(低すぎて測定不能)
MP: ーー(低すぎて測定不能)
SP:ーー(低すぎて測定不能)
基礎攻撃力:ーー(低すぎて測定不能)
基礎防御力:ーー(低すぎて測定不能)
基礎魔攻力:ーー(低すぎて測定不能)
基礎魔防力:ーー(低すぎて測定不能)
基礎敏捷力:ーー(低すぎて測定不能)
スキル:
『鑑定Lv:1』『水棲』
称号:
『異世界からの転生者』『原始の生物』『世界最弱の知的生命体』
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確かにレベルが上がっていた。
(おぉ、レベルが上がっている!しかし本来はもっと上がりにくいんだろうな、俺は経験値が二倍だし。
おそらくこのレベルの上がるスピードでは5に上がるまでに食われてしまうことが多いのだろう。他の個体よりは
アドバンテージがあるが、自分も油断はできない。気をつけよう。)
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