第三十七話「強欲3」
プロローグのキャラは出さないと言っていましたが出すことにしました。
『君、イカれてるよ。』
真っ暗な空間に戻ってきた竜斗は「強欲」にこう言われた。
「イカれてるって..。失礼だな。」
『君の望む平穏な日常をうまく見せてあげたんだよ?それを君の死因となったやつを見ただけで現実を思い出すと か..。まぁ、それは百歩譲っていいとして君そんな躊躇なく夢の中だとしても死ねるんだよ。』
「いやだって、それぐらいしか思いつかなかったし。しかもそれしてなかったらずっと閉じ込められたままだ ぞ?」
『だからそういう問題じゃない..。はぁ。管理者が君を選んだ理由がわかった気がするよ。
まぁいい。君の精神を壊すのはなかなかお骨が折れそうだ。とりあえずは君についていくよ。』
「なんでそんなイカれてるって言われるのかはわからないが、とりあえずそれならよかった。」
その言葉を聞いて「強欲」はボソッとつぶやく。
『まったく。自覚がないから余計タチが悪い。』
「ん?なんか言ったか?」
『いやなんでもないよ。じゃあ管理者の所に戻すよ。』
そう「強欲」がいったあと、竜斗の視界はまた暗転した。
◇ ◇ ◇ ◇
竜斗がいなくなったあと、「強欲」は一人つぶやいた。
『まったく、変なやつに僕を付与したね。管理者だって僕らに意思があるのを分かったうえでやってるはずなの に..。管理者もいい性格してるよ。』
『まぁでも….。』
『ひさしぶりに楽しめそうだ。』
◇ ◇ ◇ ◇
竜斗はまた管理者の元に戻ってきていた。
『おつかれさまでした。竜斗さん。』
竜斗は自分の姿を確認すると、また光の玉のような姿になっていた。
(いろいろ言いたいことはあるが..。なんで「大罪」に自我があると言わなかったんだ?)
『すいません。言ってしまうと身構えてしまって正確な結果が出ないかもしれないと思ったからです。』
(それなら…しょうがないのか?)
『はい。申し訳ございません。』
(それで結局俺はあの龍の体に戻れるのか?)
『はい。いろいろスキルをつけましたので、あとで確認してください。ここでは確認できませんので。』
『まずは、「大罪」のうち「憤怒」を倒すのがおすすめです。』
(分かった。本当に元の状態に戻るのか?)
『はい。その状態にいきなり戻るので、攻撃をくらわないように気をつけてください。』
(気をつける。)
『では、戻します。』
そう管理者はいうと、竜斗の意識は徐々におちていった。
意識がおちていく竜斗に管理者は話しかけた。
『あぁ、もしかしたらお知り合いに会えるかもしれませんね。』
(え…。それ….って…どう..いう….こと..。)
竜斗の意識はここで途切れた。
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