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第三十五話「強欲1」

竜斗は目を覚ますと慌てて周りを見渡した。


「ここはどこだ?」


あたりは一面真っ暗だった。


「ってか、しゃべれてるし元の姿に戻ってる!どうしてだ?」


いきなり自分の体が元に戻ったことに戸惑っていると、突然声が響き始めた。


『アー。アー。聞こえてるかな?』


「誰だ!?」


『ん?僕が誰かだって?誰ってそりゃ「強欲」だよ。』


「はぁ?どう言うことだ?」


『あの管理者に教えてもらわなかったのかい?大罪は意思があるんだよ。』


「そんなの知らないよ。」


『う〜ん。なんであの管理者がわざわざ教えなかったかはわからないけど、まぁいい。まず簡単な話をしてあげよ う。』


そう言うと自称「強欲」は話し始めた。


『さっきも言ったように僕ら大罪は意思があってそれぞれ好き勝手やってる。まぁ、肉体の所有権なんか簡単に

 奪えるからね。』


「..質問だ。じゃあなんで俺はそうしなかったんだ?」


『本来なら、僕ら大罪を所有するのは知性のない魔物か、感情に飲まれた人間ぐらいなんだよ。まぁ、まともな人 間ぐらいだったらすぐにおとせるけど。でも、君の場合はそうはいかなかった。管理者との話はある程度聞いて たよ。君別の世界から来たんだって?』


「…あぁ。よくわからないがいつの間にか転生していた。」

竜斗は身構えながら話す。


『それだとある程度しか管理権限がない僕だと干渉できないんだよ。だからこう直接精神世界にひきずりこんだっ てわけ。』


「それで、俺の今の体の所有権を奪おうと?」


『うん。久しぶりに外に出れるんだもん。そりゃ奪うでしょ。』


「理解ができないな。」


『まぁ、君の意見なんてどうでもいいんだ。結局、君の精神を壊せばいいだけの話だしね。』


『それじゃ、やるよ。まずは…これにしようかな。』


そう言われたあとまた竜斗の視界は暗転した。


◇ ◇ ◇ ◇

「強欲」と竜斗の会話を見ていた管理者はため息をついた。


『はぁ、また「強欲」は体の所有権を奪おうと…。まったく大罪たちはどいつもこいつも身勝手です..。

 それでいて最低限の仕事はしている..。イラつきはしますがまぁいいでしょう。私が彼を選んだのには

 理由があります。彼なら強欲の企みなど打ち破ってくれるでしょう。』



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