プロローグ
初めて書きました!おそらく文章に拙くなると思いますが温かい目で見守りください!
あとプロローグにタイトル要素なかったですね..次からは出て来ると思うのでよろしくお願いします。
俺の名前は灰谷竜斗、天ヶ崎高校に通う高校一年生だ。
この学校は多くの生徒が集まるマンモス校で色々な人が集まる。なので、ものすごく優秀な生徒もいればヤンキーみたいな奴らもいる。その中でももっとも有名なのは..。
ザワザワ、ザワザワ…….
おっとちょうど来たようだ。
「竜斗、おはよう!」そうやってあいつは教室には入ってきた。いつも通りに爽やかな顔で。
あいつの名前は天谷健斗、容姿端麗、スポーツ万能、頭脳明快の三拍子で揃った主人公みたいなやつだ。
ちなみに俺は平凡で揃った凡人だ。だというのにこいつは何故か俺と仲がいい。
「よぉ、健斗」そうやって俺はあいつに話しかける。「いつも思うんだが、なぜ俺ばっかりに話しかけるんだ? もっと話す相手がいるだろ?、東条とか」「別にいいじゃないか、というかなんでそこで東条が出てくるだ?」
東条とは東條夏美のことで東條財閥のお嬢様だ。昔、東条が誘拐された時に偶然健斗が助けたのだがその時健斗に惚れたらしい。
しかしこの通り東条の恋心を全くわかっておらず、東条には友人ということでいろいろアドバイスを求められアドバイスをして、アタックさせているのだが、この前東条のことについて聞いてみたら「スキンシップの多い子だね」というアホみたいな回答が返ってきた。そこであいつはお前のこと好きなんじゃないか?という感じで聞いてみても「まさかそんなことあるわけないじゃないか」とか言ってきた。
まあ、このように東条の恋心の行方は不明だ。俺はもはやこのラブコメみたいな状況を楽しんでいる。
しばらく健斗と喋っているとまた周りがザワザワし始めた。
「やあ東条君、今日一緒にお茶会でもしないかい?」そうやって東条に話しかける。すると「あなたと馴れ合うつもりはないわよ」と東条が返す。
「またやってるよあいつ」「ほんとしつこいよねー」
あいつの名前は北沢智だ。東条と同じく財閥の御坊ちゃまだがねちっこくて嫌なやつだ。
東条に断られた北沢は肩を落とすとこっちの方を射殺すような目で睨んできた。そして何か覚悟を決めたようにして「おい、天谷今日の放課後、体育倉庫裏までこい!」と叫んだ。
健斗は一瞬驚いたが「わかった、行くよ」と答えた。
◇ ◇ ◇ ◇
そして放課後になった。
健斗は大丈夫だと言っていたがどうしても嫌な予感がしたため、俺はこっそりついて行くことにした。
そして体育倉庫裏をこっそり覗き込む。
そこには包丁を持った北沢があとずさりする健斗に飛びかかろうとしていた。
俺は頭が真っ白になりながらも2人の間に飛び出した。
ズブリ
包丁が刺さる。血を流しながら俺は倒れた。「おい、竜斗大丈夫か!」健斗が声をかけてくる。北沢は健斗が取り押さえたようだ。
「すぐ警察と救急を呼ぶわ!」東条もいたらしい。「悪い……健斗..もう..あまり時間…が..なさそう..だ」
「そんなこと言うな!」健斗が泣きながら叫ぶ。「おい..健斗..せっかくの顔が台無しだぞ…]
最後に俺は泣きじゃくる健斗に対して一つだけ言った。「最後に..一つだけ…健斗..お前は他人の気持ちに対して…もっと敏感になれ..」その言葉を最後に俺の意識は途切れた。
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