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異世界転移して冒険をする話  作者: エナジードリンクが好き
9/11

廃坑

9話


朝ご飯を終えて、冒険者ギルドへ行き、廃坑の依頼を受ける。


異空間収納に食事類を保存して、魔物避けの消耗アイテムを購入して、いざ廃坑へ。


1日歩き、草原地帯を抜けて、荒野を進む。

出てくるモンスターは、スライムから、荒野ハイエナに時々上空から襲ってくる荒野ワシに変わる。


荒野ハイエナは倒せるが、荒野ワシは、うざいだけで中々倒せない。

経験値もおいしくはない。

気を張りながらの、進み。

それでも、夜にはレベルが1上がった。


俺は、食事をして、睡眠質向上LV1のスキルをとる。

夜は、魔物避けを使っても、4回の奇襲を受けるた。

もちろん、全て撃退した。


ちなみに、荒野ハイエナの強さは、俺のの体感で、ゴブリンくらいの強さだった。

管制人格さんのシールドがあるので、安全に対処出来るレベルだ。


荒野といえば、星がとてもきれいだった。

星座は、地球のものと違うようだった。

虫の声1つ聞こえない荒野は何か物寂しく、すぐに横になって寝ることにしていた。


夜の襲撃。

シールドに噛みついている荒野ハイエナを見て起きるのは、本当に心臓に悪い。

寝ぼけて苛つきながら倒す荒野ハイエナに、慈悲は必要ないだろう。


2日目も荒野を進む。

荒野ハイエナの頭の良い個体が、後ろをついてくる。

かなり、ストレスだ。


夜、やはり、5回襲われる。

撃退に慣れた。


3日目低い山が見えてくる。

恐らく、廃坑がある山だろう。

歩いていく。


夜になってしまう。

3日目では、着かなかったようだ。


奇襲を受け、撃退。


4日目。

廃坑に着いた。

廃坑は大きな口を開け、俺のことを取り込もうとしているようだった。

昼でも中は真っ暗だった。


レベルは、1上がっていた。

色々考えて、採掘LV1を取る。

多分、空間把握と合わせれば、鉱物の採掘が出来るはずだ。


と、その前に、俺は、空間把握で、中の様子を確認する。


ゴブリンの群れ約300。

洞窟オオアリの巣に約1200体。

鉱物ゴーレム150体。

レイス系ゴースト種100体。


たくさん反応があった。


『攻撃しますか?』

もちろん。


空間把握しての、座標的な魔法の使い方。

ゴブリンを毒魔法で一網打尽にし、洞窟オオアリを一匹残らず、毒まみれにし、レイス系モンスターを浄化する。

一回50体ずつ倒し、夜を迎えるころには、200体倒した。


夜も休みつつ、洞窟のモンスター掃除に励む。

朝には、さらに400体のモンスターの死体が、異空間収納に入った。


次の日、その次の日もモンスターを倒した。


レベルは、11上がった。

地質調査LV1、無属性基礎(空間指定)LV1、衝撃魔法低級(衝撃)LV3、異空間収納LV5→LV9、アイテム回収LV2→LV3、採掘LV1→LV2をとる。

衝撃は、水属性と無属性の派生で、空間指定を敵の内部に設定すれば、内側から攻撃出来る魔法だ。


管制人格さんいわく、動いているものの空間指定は難しいのだが、動きの遅い鉱物ゴーレム相手にはかなり有効。

鉱物ゴーレムの魔石を直接攻撃することが出来るのだそうだ。


モンスターは、魔石を砕かれると死ぬ。

それは、鉱物ゴーレムも一緒なのだ。

そして、鉱物ゴーレムは、魔石より、鉱物の体の方が、貴重なので、魔石を砕いて体を持ち帰った方がいいのだという。


鉱物ゴーレム163体を倒す。

レベルがさらに1上がる。

スキルポイント残りは1になる。


空間把握を薄く伸ばして、全体まで把握する。

多分、攻略できたのは、15%くらいだ。

廃坑の奥には、もっと手強いモンスターもいそうだ。


5日目の昼。

街で買って温かいままの、串焼きを食べながら、考える。

そもそも、簡単にクリアできる依頼なら、塩漬け依頼になってないよな。

俺は、依頼達成であるモンスターの掃討をあきらめた。


午後は、準備してきた採掘だ。

俺は、空間把握と地質調査で、壁の中を鑑定して、手当たり次第、鉱石を回収した。

色々珍しそうなものを手当たり次第だ。

その結果、道が崩れた。

俺は、瓦礫をそのままに明日帰ることにした。

異空間収納に空きがあれば、瓦礫を回収できたが、今回はしょうがないだろう。


夜しっかり寝て、しっかりモンスターの夜襲も受け、撃退しつつ、6日目。

街に帰る。

荒野を進む。

7日目。

荒野を進む。

8日目。

荒野を進む。

夕方に見慣れた草原に入る。

9日目。

お昼ごろ、街に帰ってきた。


疲れた。

とりあえず、浄化。

銀の狼亭に行く。


「おう、いらっしゃい。どうだった?」


「依頼は失敗だろうな。でも、成果はあった。」


「そうか。そりゃあ、良かったな。何泊、泊まる?」


「とりあえず、3泊頼む。」


大将に料金を渡すと部屋に行き、寝た。

下の階の騒がしくも懐かしい喧騒で、起きる。

もう夜だ。

浄化で、すっきりして、俺も下の階に行く。

給仕の少女が水を持ってきてくれた。

ヘアピンをつけてくれている。

なんか、恥ずかしいがうれしい。

にこりとこっちに笑顔をくれた。


今日の食事は、ワイルドボアのステーキと野菜スープと薬草パン。

定番メニューだ。

俺には、赤ワインもついている。

久しぶりの宿のご飯は最高に美味しかった。

ご飯を食べて、再び寝ようとしたが、寝られず、追加で、酒とつまみを注文する。

ビールと森オオカミの燻製肉だ。

1人で、ちびちびやった。

酒で眠くなった辺りで、トイレを済ませ、寝た。

ベッドは本当に幸せだった。

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