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異世界転移して冒険をする話  作者: エナジードリンクが好き
2/11

冒険のはじまり

次の日の朝早く起きる。

時間は、4時くらいだろうか。

俺は、スキルを確認する。


スキル管制人格LV1

言語理解LV5

言語使用LV5

文字理解LV5

文字使用LV5

マッピングLV1

空間把握LV1

鑑定LV1

鷹の目LV1

速読LV1


残りスキルポイント4


どう振るか…。

管制人格さんに聞いてみる。


『私のレベルを1つ上げて下さい。回答出来ることが増えると思います。』


了解っと。

スキル管制人格LV1→LV2


『推奨スキルはスキル目録LV1、情報処理LV1 、異空間収納LV1です。』


了解了解っと。


これで、どう?

『スキル目録は、スキルを使う時の私のサポートがしやすくなります。異空間収納はそのままのスキルです。』


ステータスはどうしようか?

『スキルの使用には精神力が必要なので、精神力を上げるのがオススメです。あとは、今日から、冒険者ギルドで依頼も受けたいので、モンスターと戦うこと考えて、生命力を上げてもいいですね。』


うちには、管制人格さんもいるし、精神力特化にしよう。


『マスターにスキルと技と魔法の違いも伝えておきます。この世界には、スキル、技、魔法というのがあります。スキルは、精神力を消費して使います。精神力は、使えば使うほど疲れます。精神力が空っぽになると、何も考えられなく鳴るので注意が必要です。技は、体力を消費して使います。体力がなくなると物理的に動けなくなります。魔法は、魔力を使って、発動します。魔力がなくなると気絶します。』


わ、わかりました。スキルが精神力、技が体力、魔法が魔力ね。


ステータスを確認。

精神力を100から130に上げるっと。


OK。


下の階に降りて、食堂に向かう。

大将は、すでに朝から仕込みをしていた。

「おはようございます!」


「おう。早えな。おい。冒険者ギルドにでも行くのか?」


「はい。」


「気をつけてけよ。」


「ありがとうございます。」


朝日が外壁から顔を出すまでまだ時間がある。

だが、暗くはない。

もう日の出は過ぎているのだろう。

薄明かりの中噴水広場を目指す。


冒険者ギルドは朝から活気溢れていた。

俺は、殺気立っている冒険者たちから少し離れて、空いている椅子に座る。


『良い依頼の取り合いをしているようですね。』


俺は、登録がしたいから後でにしたほうが良さそうだな。


『その方が賢明だと思います。』


がやがやが収まったあたりで、俺は、空いている受付に行く。

やっぱり、空いているのは、男の受付だった。


「おう、あんちゃん、はじめてだな。」


「はい。登録よろしくお願いします。」


「はいよ。字は読めるか?」


「はい。」


「名前、書けるか?」


「多分、大丈夫です。」


「多分ってなんだよ…。まあいいや。まず、これ読め。」


紙を1枚渡される。


Gランクスタートで、Aランクが最高。

一つ上のランクの依頼は受ける事ができる。

Bランク以上で、怪我や病気で引退した時は、死ぬまで月ごとに見舞い金が出る。

Cランク以上で死んだ場合、月ごとに死んだ者の遺族に見舞金が出る。


「わかったか?」


「はい。」


「あと、素行悪い奴は、指導が入る。あんまりにひどかったら衛兵送りだ。」


「わかりました。」


「はいよ、木札。Gランクは木の冒険者証だ。あとは、依頼は壁に張ってある。まあ、死なずに頑張れ。」


「ありがとうございます。」


壁を見る。

『常設のスライムゼリーとクズ魔石の納品と、薬草の納品依頼を受けましょう。』


わかった。宿で、朝ご飯食べてからにしようか。


『そうですね。』



宿に戻ると皆、食事を取っていた。

給仕の女の子もいる。

しかし、やっぱり、見事に獣人しかいない。

「おう。戻ったか。良い依頼拾えたか?」


「初登録です。今日は、スライムと薬草やってみます。」


「お、おう。それは、どうなんだ?まあいいや。詮索はやめとく。とりあえず、食え。スープはまだまだ残ってるからおかわりしてけ。」


「はい。」


朝は、野菜スープと食パンにソーセージだった。

スープもおかわり2杯頂いた。


「ごちそうさまでした。」


給仕の少女が、俺のところに来る。

「また、泊まりに来てね。」


「はい。頑張ります!」


「お前さんの何がいいんだかなあ。父親の俺にはわからんよ。」



門まで、ひと丁場。

つく頃にはすでに外壁の上に太陽が輝いていた。

ここから、俺の冒険が始まる!


「あー、ちょっと待て。お前。冒険者か?」


俺は木札を見せる。

「お前の装備じゃ危険だから、絶対森の方には近づくなよ。」


「はい。」


「まあ、頑張れ。」


「ありがとうございます。」


『空間把握と鷹の目とマッピングを使ってます。薬草が3m先に生えてますね。』


鑑定して気づく。これか。

意外と難しいぞこれ。

『異空間収納を出しときますので、そこに入れて下さい。さらに7m右にも薬草です。』


右右っと。鑑定。

おっ、発見。

異空間収納っと。


…なんというか地味だなあ。これ何とかならない?

『採集なんてこんなもんです。精神力を大幅に消費して、やれば出来ないことはないんですが、疲れるのでオススメできません。次12m前方です。』


へいへい。

鑑定して、収納。


『8m前方に、スライムがいます。』


鷹の目を使う。

鑑定。


スライムLV1

生命力10

体力20

魔力20

精神力5

筋力0

知力5

魔法抵抗力20


『生まれたばかりのスライムですね。普通に蹴飛ばせば倒せますよ。』


蹴飛ばすのは、可哀想だよ。


『しっかりしてください。油断してるとやられますよ。』


へいへい。


俺は、スライムに近づき、思いっきり蹴飛ばした。

バシュンと消えて、スライムが光になる。

あとにはこんにゃくみたいな透明なスライムゼリーと小さい魔石が残った。


午後まで、スライムと薬草探しをした。

冒険者ギルドに戻ったのは14時くらい。

薬草100本、スライムゼリー30個、スライムの魔石30個


薬草は100本で銀貨1枚、スライムゼリーが30個で銀貨3枚、スライム魔石30個で銅貨5枚になった。


お昼ごはんをそこら辺の屋台で買う。

汗だくだったし、もういいやと思った。

串焼き3本にパンでちょうど銅貨5枚。

串焼きは、しっかり塩味がついていて美味しかった。

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