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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
お菓子屋キャンディスイーツ
33/95

コルトさん歓喜

 商業ギルドに到着し、中に入るとコルトさんに見つかり、副ギルドマスター室に案内された。


「キャンディ様、お店も繁盛しているようで嬉しい限りです。本日はどのような要件ですか?」

 ご機嫌なコルトさんが聞いてくる。


「今日は商会のランクアップの申請と会計機の導入を考えてまして。」


「ランクアップですか!それはそれはおめでたい。キャンディスイーツ商会の売上ならDランクでも問題なさそうですね。私に任せてください。」

 コルトさんはバタバタと部屋を飛び出していった。


「お待たせしました。この紙に記入お願いします。」


 紙には、申請書と書かれている。店の名前や、売上、従業員の数等々書く欄があり記入していく。



「キャンディスイーツは仕入れの値段が安いので、利益率がとても高いですね。もっと手広くやっても良さそうですよ。他の街に出店も考えても良いですね。行商の人達に売るのも良いですね。商品にキャンディスイーツのマークも入っているので、紹介しやすいですね。あとこちらが会計機になります。キャンディスイーツ商会専用として登録したので、3つあれば便利ですよ。」


 会計機は四角い箱の魔法道具で、魔石をエネルギーとして動くらしい。商品を登録すれば、個数を打ち込めば会計でき、お金を入れると、自動でおつりが出てくるのだ。


 1つ50万エルもするが、経費になるので購入する。


「記入終わりました。」

 申請書をコルトさんに渡す。


 コルトさんがチェックして、問題なさそうだ。


「これで申請終了ですね。けど珍しいですね。普通自分から申請する商会は少ないですよ。ランクが上がれば税金が上がるので、ギルドから声を掛けているんですよ。」

 ランクが上がれば税金も上がる。一見不利だが特典もある。ランクが高い商会なら信頼されるのだ。ちなみに登録紹介した職員の取り分もランクアップで上がる仕組みになっている。

 売上の高い商会に、職員自ら声を掛けてやる気を出させるのが目的なのだ。


「マリームさんに言われたので、来たんですよ。」


「マリームさんね。彼女は職員よりも、商人が合ってますからね。わからない事があれば、彼女に相談してください。商業ギルドの事を良く知ってますので。」


「分かりました。今日はありがとうございました。」


 商業ギルドでやることも終わり、商業ギルドを出る。商業ギルドでは「老後の貯金も貯まる!」とコルトさん歓喜しているが、大丈夫だろうか。



 途中果物を買い集め、店に戻る。

 ジェーンさんのパンは、順調に売れているらしく、問題もなさそうだ。最初はいいさ。段々と負担になるから頑張ってくれ。


 マリームさんに会計機を渡して、使い方を学んだ。思ったよりも簡単にできたので、全職員が出来るようになった。


「ありがとうございます。あとケーキは、イチゴのケーキに決まりましたので、よろしくお願いします。」

 マリームさんに笑顔で言われたので、作りましょうか。約束だしね。


 イチゴのケーキを10分ほどで2ホール作る。人数が増えたので、多めに作った。

 あぁ、ユーリさんは帰る時間か。子供用にお土産で小さいイチゴのホールケーキを作って渡す。家族で食べても問題ない大きさだ。切り分けて食べてくれ。


 他の皆には、休憩中に食べる様に言っておいた。警備の冒険者4人にも渡しておく。せっかく警備してくれているので、食べて貰おう。



「これは、ジェーンさんの噂以上ですね!」

「ケーキ美味しい!次はグレープケーキにする」

 マリームさんとローズさんも満足してくれたみたいだ。ローズさんは、次はグレープケーキが良いみたいだ。グレープソースを使って頑張ろうかな。


 ケーキは皆満足してくれた見たいで安心した。売り出しても良いが、冒険者ギルドで特訓もしたいので、まだいいかな。


 店が終わるまでジャムなどの在庫を作り補充しておく。


 明日こそは、特訓しようと思いながら、一日が終わる。






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