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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
新人商人キャンディ
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副ギルドマスター コルトの強運

 私の名前はコルト。35歳で妻子持ちの商業ギルド副ギルドマスターだ。


 今日は珍しく受付業務をしている。

「副ギルドマスターになってから書類ばっかりで、新人商人を見れなくなったからな。」

 受付の利点は、その商人が街で売上を上げる間、税収の1%が担当の職員に入ってくるのだ。

 ギルドカードは、各国共通の魔法道具なので、全商会の売上が管理されている。


 朝から受付をしているが新人の商人はなかなか来ない。男どもはみんな綺麗な女性受付へ行ってしまうのだ。


 簡単な相談や書類仕事を受付でしていると、男の子が商業ギルドに入ってきた。


「子供か。まだ成人まもないな。依頼でもするのかな」

 などと思っていたら、私の前にきた。


「こんにちは。本日はどのような要件ですか。」

 少年は商業ギルドに登録するみたいだ。


 出店で売るくらいか。

 登録用紙に書いていると、商会名に悩んでいた。


 答えるとキャンディスイーツ商会に決めたみたいだ。代表商品がジャムとフルーツジュースか。ジャムは、少量でも5000エルもする高級品で味の調整も難しい食品だが、この子供に出来るのか不安だな。


 少年がジャムを取り出した。収納魔法か!凄いな。

 え?このジャムを1500エルで売るだと!

 どれどれ味見として、高級品のジャムを食べてみよう。

 うん旨いな。いや旨すぎないか?ジャムってこんなに美味しい物だったか?砂糖の味が強いイメージだったがこのイチゴジャムは、イチゴ本来の甘味がジャムになっているな。


 このジャムを作る職人とのパイプがあれば、キャンディスイーツ商会は発展するだろう。


 商業ギルドについて説明する。

 このキャンディ様からの収入1%があれば、家のローンも楽になるな。説明は終わりかな。終わりだろう大丈夫だ。わからない事があったら聞きにくるだろう。


 説明も終わりキャンディ様は帰っていった。

 もちろん商業ギルドの外まで見送りをしたさ。これからの収入元になるお方だ。

 絶対誰にも邪魔をさせるものか!


「よっしゃー!これでボーナスは確実だ!家のローンも終わる!」

 スキップしながら受付に戻り、キャンディスイーツ商会に必要な物を考える。


 客が来ても他の受付に回している。副ギルドマスターの権力なら問題ない。


 やっぱり店舗か。作業場か。いや宣伝手段か。

 コルトはキャンディスイーツ商会の為に必要な物を考えるのだ。


 その日から受付の女性からコルトは変な目で見られることになるが、本人は全く気づかないのだった。





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