なんか没を上げる ロボット編
没短編小説
「ロボットアニメについて!!」
「・・・何が?」
この作品はとある男子高校生達のオタク雑談である。
「ロボットがどうしたの?」
「いやー昨日、とあるロボットアニメを久々に見てねー。やっぱり2期はクソだと思ったんよ」
「今更それの話する?どうせそれ”止まらない”やつでしょ?さんざん″それ″について話されたし、うちらも話し込んだじゃん」
「そうじゃない・・そうじゃないんよ・・。俺は団長とかの話がしたいんじゃなくて、ロボットアニメについて語りたいんよ」
「・・・と言うと?」
「ずばり!どうしたらロボットアニメは神アニメになるのか!」
「・・・ダイン〇スレイブ出さなきゃよかったんじゃない?」
「もうそっちの話はいいの!置いといて!俺は今、ロボットアニメをどういう風にすれば円盤(DVD)が売れるかの話がしたいの!」
「そもそもロボット物は、まだ見る人いるの?下手に面白くないアニメ作ると、なろう系の仲間となっちゃうよ」
「そこよ・・そこ・・。そもそも企画自体が他と差別化されないと、『これパクリじゃね』とか『なろう系主人公乙』とか言われちゃうしな・・。最初に肝心な世界観を考えるか」
「異世界は?」「もうある」「残念」
「んじゃどこかの星とかで」
「それなら宇宙空間でも戦闘させられるし、話が作りやすいな。そうしよう。それじゃあ次は主人公設定で」
「少年で複数人でレジスタンスにすれば、腐女子から人気が出るよ」
「俺が!俺たちが!〇〇〇〇だ!じゃないの!それか何か、″お前を殺す″か!?でも少年設定はよくあるからそれにしよう。次は何と戦っているか」
「やっぱその星の支配者的な貴族的なやつみたいな?ほかの星のやつでもよさそうだけど・・・」
「それじゃあ両方で。ほかの星のやつらが貴族的な奴で、その支配から脱出するために戦う的な」
「んじゃ次はロボット設定?主人公機はやっぱ特別にして、″俺ツエー″に」「なろうかな?」
「特別にするとして、どう特別なのか。そこだな」
「無難に古代兵器とかにして、特別な能力付きでいいんじゃない?こう・・・発動すると機動力が上がる的な」
「よくあるやつな。まぁ、作画良ければかっこよいしな。あとは物語の結末とか?」
「他と差別するんだよね?じゃあ主人公殺そう。″俺ツエー″からのくそ強いやつにボコられて死ぬ」
「なにそのBAD END。個人的に″俺ツエー″系に恨みがあるようにしか思えんわ。まぁ、主人公が死んで仲間が助かるのは意外性ありそうだな。こんなもんか?」
「どう考えても他のやつと同じような話になるな。何?それで″なろう″にでも連載するの?」
「いや、書く気はないわ」「書けよ」
「もし″なろう″だったら主人公が転生してきた挙句、勝手に古代兵器に乗り込んで夢想して『あれ?オレ何かやっちゃいました?』で1クールだったのに・・・」
「誰が見るんだよそのアニメ。その流れで、最終回主人公が死んだら伝説になるだろうな・・・。絶対に二期はないだろうけど・・・」
「つかやっぱりこれ鉄血のオル〇ェンズじゃん」「今更?」
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