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毒にのまれる
翌日学校に行ったら、「保健室のあの先生が結婚するらしいよ!イケメンだもんなー、そりゃ結婚するよなー」という声が聞こえた。
結婚?先生が?あんなに私に依存しているのに?依存していたのは私だけなの?
ちっ…
産まれて初めて舌打ちをした。これほど苛立ったことは初めてだ。
信じていたのに、裏切られた気分だ。
私は急いで保健室に向かった。
そこにはいつもと変わらない先生がいた。
「ねぇ、結婚するって聞いたわ。どういうこと?」
「嗚呼、聞いたんだね。本当は直接言おうかと思ってたんだけど…」
「ねぇ、私を裏切る気?私達は共犯よ。逃れられないわ」
「何を言っているんだい?僕は何もやっていない。全て君からしてきたんだろう?」
「そんなわけ……!」
確かにそうだ、全て私からやった。キスも。私はまだ純潔だ。
でも、そんなことで裏切ることはできない。
「本当に私を裏切る気?」
「裏切るも何も僕達の間には何も無かった。あったのは──────。それだけだろう?」
嗚呼、貴方は私とは違っていたのね。
私と似ていて、それでいてとても汚れている。私はそこに惹かれたのよ。でも貴方は全く違った。
ただただ汚い、私の一番嫌いなモノ。
私は何も言わず保健室から出ていった。
さようなら、愛する人。




