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僕の知識はファンタジーで!  作者: ワラビー餅
1/1

バレットメイジ

何気ない動作で腕時計を見る。・・・0814分か、この時間はなんでかお腹すくんだよな。多分職業が職業なだけに腹も減るのだろう。ちなみに職業は陸上自衛官である。もともと運動はそこそこしていたが別段好きというわけではなかった。そんな僕がなんであんな理不尽な世界に入ったかというと、それはズバリFPSが大好きだからである!銃が撃ちたかったから。至極単純であっけない理由である。と、そんな考え事をしながら靴を履いていたのだが、なかなかに違和感。普段は半長靴故に違和感しか感じない・・・めっちゃ脚スースーするわ。外に出ると涼しい風が短髪に吹き抜ける[涼しいな。]

普段は営内での生活のためこの時間はなかなか出ることができない。今は夏季休暇中久しぶりの休みなのだ!とはいえ1週間しかない涙。

ポテチでも買いに行くかあとコーラ。FPSプレイヤーにはこの二種類のエンターテイメントは必須なのだ。持論でしかないな笑。そんな持論を脳内発表しながら歩いていると待ちの長い交差点についた。ずいぶんと足が速くなったものである我ながら笑いながら。

40秒くらい待ったか、そろそろだったな確か。

予想通りに横の青信号が点滅し始め目前の信号が青に変わろうとしていた。

!!?

奥から来たトラックが減速する気配も見せずにこっちに向かっている。やばいおっさんひかれる[ーーー]

走りながらだと声にならない。やばいやばい間に合わない!考えより先に身体が動いた。飛び蹴りをおっさんにぶつけた次の瞬間視界が消えた。

XXXX

目を覚ますと白くて静かな場所だった。~〜ー

!!!

ノイズが走ったーーと思ったらイケボのアナウンス的な声が流れ出した[なかなかに献身的な行動をした若者だな。今の時代には珍しいよ。]

そうでもない普段から人を守るように教えられそう訓練しているのだから。

[ここで君の人生を終わらせるのはちょっとかわいそうだから君達の世界でよくゲームにされるような異世界でリスタートさせてあげるよ。まあ今のまま引き継ぎだけどね。ごめんねイケメンにさせてあげれなくて

わはははは〜]

なんだろうものすごくうざい。いやマジで殺意湧いたわ。自衛官なのに!

[さて、ネイキッドじゃあ流石に生きてもいけないだろうからせめて君の今の貯金を向こうの通貨に変換してあげるよ。後は自力で。ね。]

[給料二回しか貰ってないんだが!つまり30万しかねーよ!生活できねーよ!]

[まあ後は頑張ってね♪]

[ちょ、まっ]

!!!

やばい目が眩しい光ってーーーー

・・・

手元に紙が置いてある。さっきのあいつからか?

(どうもイケメンアナウンサーです。ここの家は特典だよ。今後君はそこから東に2キロの場所にある魔術師育成高校に通って魔法を勉強しながら学校のギルド

モンスター討伐の依頼を受けて生計を立ててね。

あと君の魔力値平均だね笑。っていうか爆笑ですわ笑)

・・・・

[なめんなーぁあーー]

よく響く室内で殺意とともに全力で叫んだ。

XXX

あれから1ヶ月、入校前の知識授与とのことで学校から講師が来て授業の毎日だった。正直疲れた。入校前にまず6つの役職に別れるらしい。まず戦闘向きの役職の3つ、魔力を適切に操り前衛で闘うスペルエラ、時間はかかるが高難易度な大魔術を得意とするウルスペル、魔力量を武器に闘うスペルバン。これら3つが前線で闘うウィザード。次に後方支援に特化したウィッチ。まず一つ回復魔法や身体強化で仲間を支援するヒーラー、相手の魔法を分析するソーサラー、アイテム生産や魔力実験をする錬金術師。なのだがクエストには正直ウィザードとヒーラーさえあれば事足りるというか。それ以外は足手まといだ。入校後はその点で差別され苦しむ生徒も多いと聞く。そして俺は!なんと!!!・・・錬金術師であった。うっ、涙が。

おかしい世界のバランス狂ってる。どうしてこうなった。あのわけのわからない判別石に人生をぶち壊された。それもこれも全部あのクソアナウンサーが悪いだろ。まぁ僕天才だからぁ、俺なりに戦えますけど〜!

っていうかウィザードよか戦闘向きの魔法使えますから!

こうして僕の異世界生活は始まったのだった。号泣

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