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言葉の力を  作者: グヘヘ
5/8

不通

徐々に影が長くなるなか、美咲はマンションの中に入って行った。


自宅に入ると、

フッーと息を付きパソコンへと向かった。


いつもの様にメールをチェックし始め、画面をスクロールしていく。


あら、あの先生から来てるわ。

原稿もう少し待てないかですって?

待てるわけ無いじゃない、もう!


すぐにスマホを取り出し、電話を掛ける。


しかし、


お客様のお掛けになった電話番号は現在使われておりません。


・・・、変ね?


再度、かけ直す。


やはり、同じだった。


何かしら?そこまでして、原稿落としたいのかしら?


美咲は別の電話番号にかけ直す。


あ、もしもし、美咲です。

川田編集長います?

えぇ。

編集長、こんばんは。

日向先生に連絡取ろうとしたんですけど、

・・・えっ、そうだったんですか!いえ、今初めて聞きました。それで、どちらに?えぇ、はい、分かりました。すぐに行ってみます。

原稿は、はい、そうですか、分かりました。有難うございます。

それでは。


・・・、日向先生が入院したなんて。向かわなきゃ。


美咲は再度、駅へと向かった。

途中、御影達の姿は無かった。


ーーー

何駅か先で降り、病院に入る美咲。

受付へと向かう。


すみません。日向祐一の病室は何号室ですか?


身分を証明する物有ります?

免許証ですね。はい、結構です。

日向さんですね?お待ち下さい。

・・・

こちらの患者さんは面会出来ません。


どういうこと?面会謝絶?


そうなります。


そんなに悪いの?


患者さんのプライバシーに触れますのでお答え出来ません。


・・・、そう。

じゃあ、立花が来たって伝えておいて下さい。


分かりました。


受付を離れ、美咲は呟いた。

日向先生、そんなに悪いのかなぁ。


そして、病院を後にした。



















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