表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言葉の力を  作者: グヘヘ
4/8

遭遇

駅の改札を出て、早めの足どりで歩く流れに美咲もいた。

15分も歩いただろうか。

徐々に人波も途切れ途切れになりいつしか美咲1人になった頃、数人の20代前半の男女が美咲の視界に入った。

さほど気にせず通り過ぎようとした時に、その中の一人の女が話し掛けてきた。


こんにちは、少しお話しませんか?


・・・、要らないわ。


そう言わず、お話しましょうよ。

屈託の無い笑顔で女がいう。

変なのに会う日ね。

そう思いながら、止まりかけた歩みを元に戻そうとした美咲を女の仲間が囲む。


御影の話は聞いた方がいいよ。


そうだよ、こいつ凄いんだ。俺達、いつも助けられてんだ。


仕方なく歩みを止めた美咲が言う。

んー、宗教か何かの勧誘?

悪いけど、興味ないわ。


宗教とは違うんだけど。どう言ったらいいのかな?

分かるって言うか・・・

御影が少し悩んだ顔をしながら言う。


分かる?


そう、分かる。


・・・、私にはあまり関心の無い話の様ね。じゃあ。

そう言うと、御影の仲間の間を割る様に美咲は歩き出した。


いいえ、あなたはまた私と会うわ!

だって・・・


御影の言葉を遮る様に、振り向かずに手を振りながら美咲が言う。

覚えていたら相手して上げるわ!








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ