表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言葉の力を  作者: グヘヘ
2/8

反応

国連での出来事は直ぐにアメリカ大統領に伝えられた。

「…、それは本当かね?」「はい、大統領。突如口が無くなったそうです。」

「原因は分かったのか?」「現在調査中ですが、前例の無い事ですから」

「マスコミは察知したのか?」

「非公式な会議でしたから、その場に居合わせた者しか知りません」

「不幸中の幸い、か」

「ええ。しかし、各機関から同じような現象が国内で起きていると報告が入ってきています」

「多くの国民が気付き始めるのも時間の問題か…」


大統領は窓から外を眺めながら、少し考えた。


「補佐官、至急各長官を集めてくれ。」

「はっ!」



その頃、口無しになった高官の国の主席にも情報が伝えられた。


「なに!?国連の場で口が?…」

「はい、我が国の核兵器に関する会議にて突如高官の口が消えてしまったとのことです」

「アメリカが何かやったのか?」

「現在の所、判りません。しかし、仮に出来たとしてアメリカになんのメリットがあるのかも判りません。」

「…、確かにそれはそうだが…。自白剤でも使った方がアメリカに都合がいいな」

「…」

「彼は帰国出来るのか?」「プライドの高い方ですから、多分…」

「そうか…」


主席はすっと目を閉じ、少しの間考えた。


「…あらゆる可能性を考えないとならないな。各機関の責任者を集めてくれ」

「了解しました、主席!」


非公式会議に出席していた各国の首脳の反応は概ね似た感じだったーー


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ