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Operation.0 A4区域

…砂漠。青空。大海。それらに囲まれた小さな機械都市に、小舟が資源を運んでくる。逆に、砂漠側で戦闘機や戦車が並んでいた。

「A4区域砂漠でヤツらが来やがった!!ちゃっちゃと第二隊は進め!!」

「進めぇ!!何も見えぬがステルスの可能性がある!気を引き締めて行くぞ!」

掛け声と共に戦車は動き出す。


「ばれたか…」

 ステルスを剥がし、まずは一人分の姿。次に特殊戦闘機が十数も。更には機械武装兵達が露わになった。

「先に行ってる」

「な!?駄目です!流石に一人で敵に立ち向かうのは危険です!お待ちください!!」

 先頭に立つ一人はとんがり帽子を被り直し、背中から長めの杖を取り出しでそれに乗る。

「街中で捕虜を捜して転送する!正面は任せた!」

 飛んでいった。

「チィッ…E式戦闘機を飛ばせ!!ったく…世話のかかる奴だ…」

 後ろ側から戦闘機が飛んでくる。

 先に飛び発った者はたった今気づく。

「あ。あっち戦闘機持っているな…こっちも戦闘機出したら良かっ」

 特殊戦闘機が数台、彼の横を通り過ぎる。

「…んじゃ、行くか…」


「砂漠からE型が八台!此方に突っ込んで来やす」

「分かった。飛行隊!出撃だ!」

 都市の方からも戦闘機が飛んでいった。

「ふん…所詮、ゴロツキ共が集まってそれぞれで反抗しているだけである。正規軍の我々の団結力ならばたとえ数台で行ったとしても、数十の戦闘機は倒せる!…のである!」

「ちょっと!そこまで言わなくても…」

「…反乱軍相手とは言え、油断はできん」

「ポー隊長…」

「我々はただあの歪な都を落とすだけの任務である。しかしながら、捕虜も居り救う必要性があるが為に、君達二人のチームに来てもらった」

「…彼の様に直接敵地へと乗り込む力はございません…しかしながら、兵として貴方達を補助します」

「…なら良いが。特に空中戦は一人でも匠が欲しいところだからな…来るぞ!」

 敵が撃って来る。それを軽々と避ける空軍。杖で飛ぶ者もそれを容易に避けて混戦領域を抜けた。そして、地の方でも衝突する。


「…はぁ…危なっかしいな」

 容易に敵地上空へと入り込む。人気の無い場で勢いよく着陸した。

「…荒れた場所と思っていたけど…意外と整備されて機械染みてる街…でも、まだ途上だな…ここら辺りを捜せば良いって言っている様なものだ」

 男は一つ道具を手に取り、腰のカードケースから一枚取り出す。その道具にカードを入れる。

『Unlocked』

 起動完了。すると、画面上に地図が出てきた。

「使えるって事は俺達と同じノイズの様だな。他の通信機器の使用も可能か…さっさと捜すか」

 と途端に無線が鳴る。

「何だ?」

《捕虜の方は見つかったか?》

「マップで一目瞭然だ。兵の居場所も分かるしこの上無く楽勝だ。その上もう目の前だ」

《そうか。ならば至急捕虜の所に行き、彼らを送ってくれ》

「了解」

 無線を切る。窓が割られていたのでそこから入る。マップは三階を示す。


 一方で、空の方は正規軍が無傷で圧勝していた。地の方でも正規軍が優勢である。

「くそ…くそ!ならば、人質を用意しておけ!」

「もう向かわせています!!」


「な…」

《どうしたのだ?》

「人質が一人も…」

《…!まさか…我々も奴によって泣く運命にあるということなのだろうか!?…否!あってはならぬ!そんな事で足を止める事は…決して…》

「奴ってまさか…チーム・スターダストの二人ですか!?…隊長!?」

《…反乱軍に告ぐ。直ちに武器を捨て、投降せよ》

 その声は、敵兵全員に聞こえた。






『…速報です。五ヶ月続いて反乱軍に占領されていたA4区が今日、十一時に解放されました。…E軍が潜入を行い、捕虜、反乱軍の生き残りを共に…』

 ラジオの音が耳に届く。朝の陽射しが眠りを邪魔する。体をついつい起こしてしまう。

「…んぐ…へへ…どうってことねえよ…」

「おい!」

 外から声が聞こえてきた。それに応答しない。

「…おい!!起きろ!起きてこっちに顔を出せ!」

「…んぐぐ…何だよ!」

 無理やり体をベッドから離す。寝室を出て直ぐに玄関へ足を運ぶ。サンダルを履いて扉を開ける。

「ジーノ!」

「わーってるって!…何の用だ?」

「見て驚くなよ!」

「人ん手紙勝手に見てんじゃねえよ!!」

 受け取った手紙でジーノは郵便屋を叩く。その手紙は開けられていた痕跡があった。

「へへっ悪い悪い」

「悪いって…全く、マルクスが相手だったときはいつもこうだからな…」

「まあ、このマークを見たら驚くには違いねぇが」

 その手紙には、チームマークが描かれたシールが貼られていた。

「…それともう一つ、なんか知らんタイプの模様なんだよな…国家内のチームで無いとすれば…」

「…お前、仕事放棄しといて良いのか?」

「あ、すまん!またな!」

 マルクスの乗るバイクはスマートで、タイヤでは無くホバー式である。カードキーを挿入して電子エンジンを起動させる。彼はバイクごと浮き上がり、コンクリートを駆け抜く。

 玄関の鍵をかけ、早速寝室で手紙を見る。

(…来たか…)


『ジーノ・モンテレオーネ新隊員へ


 貴方を明日より新規にチームとして迎え入れる。

明日、手紙の中の地図の『ウエストサイドビル』

にて対面しよう。時間は午前十時。目立たない様に

来い。正体が露わになれば、入隊の件は無しだ。


 …隊長より』


 ジーノはその手紙を机に置き、

「…姉さん…漸くだ。俺は入隊するんだ…」

 寝室を急いで出た。もう一つの手紙を見ずに。シャワールームにて軽く湯を浴びる。体を拭きながら服を探す。

「…あった!」

 アップテンポな感じの服装を着る。妙に似合うのが凄い。さて、朝食についてはカスタードのコルネットにエスプレッソであった。これで彼がどれだけ上機嫌なのかが分かる。

 コルネットに食らいつき、一気に口に放り込む。エスプレッソも飲む飲む。甘ったるい。

(…こういう日はやっぱり甘いもんが一番だな!)

 朝食を済ませ、歯もささっと磨いて外に出る。


「この景色も、暫く見られなくなるか」

 一軒家から出て、少し走れば街並みが見える丘。煉瓦とかよりもシャープな景色だった。

「よう…手紙は読んだか?」

 マルクスは制服のまま此方に足を運ぶ。

「読んだぜ…」

「いよいよE軍の兵になるんだな」

「?」

 ジーノは耳を疑った。あの青い手紙の方を読んだのではないか。そう思っていたところだった。

「あれ?お前の読んだ手紙の内容…って?」

「『E軍兵として徴兵する』そんな感じだったが、まさか、読んでいないのか?」

「いや、E軍兵とか徴兵とか書かれていなかった」

「うん?…どうだったっけな…確か白色でE区域国家のマークをしたのを見たはずなんだけど…」

 ジーノの記憶が少しだけ瞬く間に脳裏を過る。

「そっちの方読んでいなかった」

「マジかよ」

「すまねえ!ちょっと家に帰って確かめてくる」

「おう、そうしろ」

 ジーノは急いで家に帰る。マルクスは辺りを見回す内に近くの女性に目が向き、彼女に近づく。

「やあ、お嬢さん。とても美しいね…良かったらお茶でもいかがかな?」

「ごめんね。その心だけ受け取っておくわ」

「そ、そうか…」

 彼女は遠くへ消えていってしまった。マルクスはただ立ち尽くし、後ろ姿を見ていた。


「…これか!?」

 寝室に置いてある手紙を見る。まずは青の粗くなっている手紙、これは朝見た奴だ。次に、白の封筒を手に取る。入れ口が少しだけふやけていた。

「…あぁ…これの事…ってハァッ!?」

  手紙の内容に驚きを隠せなかった。


『徴兵書


 ジーノ・モンテレオーネ訓練兵を

E軍兵として住域徴兵する。


 二〇一七年五月十八日、

 E国家区域軍総統 イーノス・マクドネル』


 まさしく、国家からの物だ。だが、彼はそんな事など望んでいなかった。寧ろその手紙を絶望視するぐらいだった。更に、その封筒の中で一緒に入っていた紙を読む。


『徴兵書に記された方は十六日午後二時に区域鉄道に集合してください。お越ししなかった方は強制連行もしくは区域裁判所より処罰が下されます』


 嘘だろと言わんばかりとこの顔である。そうなるのも仕方が無い。今日は五月十六日。時間は午前十時。嫌な予感しかしない。二種類の手紙を持って外を出る。

(…此処の徴兵は確か四年だっけ?そんなの、嫌だ…漸く入れると心決まっていたときに今頃…)

 とにかく走った。その逃げの心は、彼の目に女性をも映すことはなかった。

 気づけば公園まで走っている。そこから段々と落ち着いてきていた。公園を見れば地が広がっている。するとジーノは思い出した。



「昔は、この様な質の土の上で人々は戦っていた。現代の住民では味わうことのできない土だ」

「先生、公園の土は一体…」

「ああ、公園の土は今は全て人工だからな…砂場もだが、植物は実は違ってな…」



 公園に足を踏み入れた。誰も居ない。

(…)

 辺りを見渡せば落書きだらけであった。トイレ、ベンチ、遊具、地面にも枝で描かれた模様があった。仕方なく遊具に座る。

(…本当に良いのか?)

 ジーノは迷う。

(…良いのか?徴兵は必ず通るものだぞ。四年間付き従って…そんで自分の進みたい場所に行けない…結局のところ、あんな奴らの犬に成り下がるしかない…元からそうしか無かったんだ)

「いや、所々間違っているんだけど」

 ジーノは目の前を見た。そこにはとんがり帽子に紺のマントを羽織る者の姿があった。身体は小さめであった。

「だ、だ、誰だよ!」

「私だ。目の前を見ろ」

 華奢な顔つきを彼に見せた。

「だから!誰だよって言ってんだよ!どういう奴か教えろって意味だよ!」

「突然すまなかったな…」

「全くだ」

 とんがり帽子を被るものは書類を持ってジーノに言う。

「私の名はロア・ロックハート」

「…!」

 ジーノはその名を聞いた途端、冷汗をかいた。

「まさか…」

「そのまさかだ。街が徴兵徴兵とか言ってその地域に貴方が含まれていたから来ただけだ。恐れる必要は無い。この紙に書けば許すつもりだ」

 ジーノは見た。その誓約書は確かに自分の希望のチームのものである。

「正午までに提出しろ。ペンは用意してある」

 ペンをこちらに向かって投げてきた。

「おっと…」

 迷い無く誓約書に自分の名前を書き、ロアに差し出す。

「よろしくお願いします!」

 彼は驚かされた。今は迷いが一片も無い。それどころかもう入りたいと気が前に向かっている。

「…分かった。これを持って後は徴兵役の奴らと話をして徴兵を免除させる。それで良いだろう。後は帰って支度でもしておけ。チームに入れば、此処に戻れられないだろう。それでも一緒に来るか?」

「…勿論」

 苦悩の上の決断だった。今までの仲間との友愛はこの日で最後なのだ。徴兵で友人とまた生きるか、このチームに入って姉の行方を追うか。幸せに生きるならば前者側の方を直ぐ選ぶ。だが、ジーノはそうでなかった。


 今は昼。家族連れが妙に多かった。それもこの街では百数人辺り兵になる者が居る。別れの挨拶としてこのレストランで最後かもしれない食事を楽しんでいるのだ。今、ジーノは街の市場に居る。目的は同じく別れの挨拶。それもこの中の誰よりも重く。

「…あ!ジーノ君?」

「ご機嫌よう、エミリア」

「あ…徴兵は…?」

「…」

 ジーノは黙ってしまった。こんなカッコ悪い姿を見せたままにするのか。そう根気強く思って声を放つ。

「…実はな…徴兵の代わりに、チームに着こうと思っているんだ」

 その言葉を聞いた客達は小声で話し合う。

「…聞いた?今の」

「ああ、チームって相当強くなきゃ入れない奴のはずだろ?平民の癖に…偉そうな」

「嘘なんじゃない?」

 エミリアは話を続ける。

「…チームって事は…もう会えないかも知れないって事?徴兵よりも長く…」

「そうだな。徴兵よりも辛いものになる」

「…そっか…折角こっちに来て数日なのに…」

 エミリアは少し落ち込む表情を見せたが直ぐに立ち直る。

「この街にはそんな幼馴染が多く居て…やっぱりってなっちゃうことが今日は多いもん…関係ないわ。思いっきり行ってきなさい!」

 ジーノは少し笑みを浮かべた。

「いつものお前だな…分かった…待ってろよ」

 近くことで寂しさが増す。エミリアは涙も流さず泣かなかった。そんな中で大声が聞こえる。

「皆!よく聞け。此処に居る徴兵される者はついて来い。区域鉄道まで案内してやろう」

 皆が立ち上がり彼らを追うように歩く。立ち止まっている自分の方に徴兵役は来た。

「貴様…ジーノ・モンテレオーネだな?」

「…?」

「お前も徴兵する。その装備、このままでは間に合わぬだろうから強制連行だ…」

「え?」

 兵は無理やり自分の腕を引っ張った。

「くっ、止めろ!俺はもうチームに入っているんだ!」

「反抗する気だな…!」

 体中抑えられ、遂には外へ出される。その時に一つの声が徴兵役にかけられた。

「待て」

 兵は声を辿り、とんがり帽子と紺のマント姿の男を見つけた。ロアだった。

「ロア隊長?」

「なぜ貴方が此処に?」

「お前達が誤解しているらしいから此処に来た」

「誤解って…何ですか?」

 ロアは間を空けて言う。

「ジーノ・モンテレオーネは我がチームの隊員だ。徴兵はできないはずだが」

「いつ彼がそうなった。証拠を見せてくださいよ」

「まず一つは此方になります」

 ロアはジーノ・モンテレオーネと名が書かれた誓約書を見せた。

「で、それで?」

「彼は午前十時二五分に此方にこれを提出し、今日をもって我がチームに入隊した」

「それで証拠になるのか?」

「そちらは徴兵されてから提出するんでしょう」

「!」

「なので先に誓約書に誓った此方の方に所属することになるとは思いますが」

「そんなもの出鱈目に決まっている」

「ではもう一つ証拠を」

 ロアは円柱状の機械を横にして、カードを読み込ませる。

『Unlocked』

 円柱は縦に開く。手前側にキーボードがあった。そのキーボードを巧みに用いて前方に画面を開く。そこには彼の入隊試験の欄があった。最初の画面を見れば不合格の山。数十人規模で行われているのに選別し抜いている。二ページ目で最後になるだろう。

「番号五十八番、ジーノ・モンテレオーネ。点数十点満点。合格」

「だからそれで何になるんだ?」

「此方の入隊試験は大将公認の試験です。なので、彼の所には徴兵書が来ないのが普通なのに、なぜ来たのか。一度大将に問い詰めてみますね」

「おおい!ちょっと…」

 円柱状のこの機械の名前は『O-データコンピュータ』。データ管理は此方で行える。ロアは携帯電話を手に持つ。

「…国家外チーム、スターダストのリーダーです。…はい。…実は今年度の本チームの入隊試験で合格した者が徴兵に該当されていると存じますが…はい。本来はチームは徴兵対象外の筈ですが…ジーノ・モンテレオーネです…はい…」

 ロアは暫く黙って待った。

「…見つかりましたか…今、徴兵役の目の前に居りジーノ隊員が今にも連れて行かれそうで…え?はい…承知しました」

 彼は兵に向かって電話を見せる。スピーカーフォンに設定する。

《…大将だ。文書役の奴らには叱っておくが、ジーノ・モンテレオーネは特例で徴兵されない。彼を直ぐに離したまえ》

 徴兵役は手を離す。

「以上です」

「そうだったのか…」

「上層部の事だ。面倒事だから仕方無い」

 徴兵役は他所へと向かう。ロアはOD(O-データコンピュータの略称)をシャットダウンする。

「危なかった…」

「これでもう大丈夫だろう」

『Locked』

 カードキーを再び差し込んで取る。

「…明日に向けて今からでも準備しておけ…」

 ロアは此処から去った。ジーノの家とは対の方向に行く。

(…仕方無い…か…)

 ジーノは家に帰った。




 支度も終え、少しだけ鈍っているだろう肉体をほぐしてからある場所に向かって走る。この街中で彼の家とは反対側に位置する。過ぎゆく人と人との間を駆け抜けた。その先には白い塔が見えた。そこから見られる景色は百景の上級。

 漸く塔に着き、エレベーターで昇る。その中でジーノは姉の事を思い出す。

(あの戦場から戻って来ないのは…まさかもう殺されたのでは?)

 彼は景色を見て憂さ晴らししていた。幼い頃の思い出を噛み締めながら。



「…相変わらず餓鬼だな…気にしないでって言ってんのに気にしちゃってさ…」

「…」

「元気でな…」

 列車が彼女を運ぶと、彼女の姿も消えた。



 あの日から一回も通話が来ない。顔も、声も、言葉も伝わらない。本当に心配していた。遠くで何が起きたのかも分からない。本当に調べるには同じチームに行くしか無い。きっと、まだ生きているはず。

 今宵は夜光を目に焼き付けた。あの時の、入隊前日の姉と同じように。

「待ってろよ…」




 翌朝。支度も終え、区域鉄道のE住域行きの列車に乗るつもりだ。そのホームにてジーノは手汗を握る。

(…寝坊していないよな?八時五六分、九時の列車には間に合うな)

 アナウンスが流れた。E住域行きの列車が此処に来ることを確認した。ドアが開いたときに、ある考えが自分の足を止める。

(…もう此処を乗れば後戻りはできない。勝ち続けなければならない。それは自分の人生を狂わせる種になるだろう)

 それでも大きく一歩踏み込んで乗った。彼はもう前から決心していたのだ。誓約したのだ。決めたのだ。戻れないことを承知の上、苦悩を承知の上で決めたことを簡単に諦められるほど残念な男では無い。

(…だから、行く!別れは済んだ。これからはチームの一員として生きていくつもりだ!)

 扉は閉まった。もう戻れない。戻るつもりは無い。彼はもう自身で決めたのだ。

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