表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/204

ヒラクキズグチトシタタリオチルエキタイ


冷たい床が、レンの体力を奪う。


苦しい……


ミオウを、助けたいのに……


狭い檻の中で俺は、死ぬのか?


魂が、床に吸い取られているような気さえしてくる。


「ミオウ……」






敵が、空の彼方へ消えていく。


風を切る音が、世界に響く。


ライトは、只今戦闘中。


ミオウを守るための戦い。


1匹対、何百人もの敵。


完全に、不利だった。


(レン……何やってるんだよ。)


ライトはまだ、'"アイツ,,をレンが倒していると思って信じ続けていた。


残念ながら、現実ではアッサリ牢屋の中へ。


脱出にも手こずり、衰弱しかけている。


(レン……)




レンは、最後の力を振り絞りユラリと立ち上がった。


「絶対………出てやる」


鉄格子を掴み、左右に引っ張る。


ビクともしない鉄格子は、瞬く間にレンの体力を奪った。


残りのHPも10になっていたレンは、遂に5を切った。


ほとんどのHPを使ってしまった。


「ハァハァハァ」


荒い呼吸が牢屋に響く。



--------レン----------


HP 5/100


体力 1/100


攻撃力 0/100


素早さ 0/100


計 6/100


-------------------------


攻撃力は、0になり反撃のチャンスはしばらく来ない事になる。


痛い……


身体の節々が刃物で刺されたような痛みに襲われた。


「ぐわぁ!」


ポタポタ……


レンの体から赤い雨漏りが始まった。


傷口が、叫んだ瞬間に開いてしまったようだ。


ピンク色の肉が皮膚の間から覗く。


透明の液体も血に混ざり流れている。


「俺………死ぬんだな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ