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死なないよ?

落ちていく紅の瞼の裏には、今までの楽しい日々が浮かんでいた。


青や、緑との楽しかった日々_______


試合や、練習。


共に学んだあの日々_______


すべて、紅の大切な思い出。


そして、このゲームの世界に来て出会った仲間たちとの日々。


みんなで、大地を踏んだ。


蹴った。


全てが楽しかった。


仲間がいなくなれば、悲しくて、悔しくて。


それくらい大切だった。


俺が、知らない間に仲間が減っていた時には、辛かった。



「また、会いたい………」



口から、言葉が溢れる、溢れる。



「あ"いだい。俺は、死にたくない」



体を動かし、光に向かって届くはずのない腕を伸ばした。


掴めないけれど、指を動かした。



「おれば!死なない!」



1人で叫びながら、落下していった。


熱風が、紅を包む。



「あああああああああああああ」



体が回転を始めた。


何かの渦に巻き込まれた!?


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