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光人間


中に入ると、誰もいなかった。


自動操縦のスイッチが入れられている、といことはこの場を離れてしまったか。


レンは、短く舌打ちをしてコクピットを出た。


その時、ちょうど実験室から帰ってきたアイツと出くわした。


「侵入者は、お前か。」


「ミオウは、渡さない。」


「なんだ、そんな事できたのか。」


レンは、怖くて逃げ出したかった。


「姫も、もうじき我々の手に渡ることだろう。」


「させるか!」


レンは、矢を放った。


しかし、あっさりと避けられてしまう。


矢があいつに届くまで1秒程だろうか。


その1秒の間に、アイツは50センチくらいは移動している。


「我々は、人類より素早く動くことができる。」


あー!ムカつく!


なんだよ、その自慢。


俺の、護衛隊での訓練の成果が出せねぇ!


てか、コイツが人外ならば、勝てるわけがねぇ。


能力にも、圧倒的な差がある。


技術から、何から何までコイツらは、進んでるのかよ。


「速さは、光の1.5倍程だ。」


中途半端だな、けれども、光を越す速さを持つ奴が、この世界にいたなんて。


「我々は、光よりも早いため、光を捕らえる事も出来る」


なんだとぉ!

光を、捕らえるだと!?


馬鹿じゃ…………そうか光の1.5倍じゃねぇか。


勝てるわけねぇ。


「けれども、お前ら人間だろ!?光を超えるなんて__________」


「我々は、進化で、速さを手に入れたのだ。」


こいつ、頭イかれてやがる。


勝てるわけねぇ。

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