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生きててよかった

_____紅


「いててて……」


空から落ちてきた紅は、運良く(?)木の枝に引っかかっていた。

頬から、いつの間に怪我したのか赤い液体が流れ出ていた。


背中に背負った刀は、どうやら無事のようだ。

この刀さえ、あればこの世界で生きていけるはず。

左手を背中に回し、刀を撫でた。

カチャン

鞘と刀がぶつかる音がした。


刀が無事なら、残る心配は『2つ』。

1つは、凛花達が無事かということ。

もう1つは………









______________________ここから降りられるかどうかということ。


とりあえず、計算しとこうね。

本能で動いて、ロクなことないからね。


1Kgの物が、落ちた時、700kgになるとすれば……(木は、多分5m)

約65kgの俺が、落ちると……

700×65=45500=45・5t………!?



_______________________んなわけない!!

いくらなんでも、重すぎだろ!

コンクリ、突き抜けるぞ!

何処かで、計算をミスったんだ……てか、最初の1キロの物が落ちた時の設定からおかしいんじゃねぇの?

これ考えてたら、一生降りられないぞ!




______________俺の計算なら、

________________残酷な結果が待ってる事になるが、

___________________________現実はわかんねぇ。



紅は、立ち上がった。


足の下には、コンクリの地面が広がる。

(いける…………)


目をギュッと瞑り、飛び降りた。


___________________________ゴボッゴボッ


案の定、コンクリに体が刺さった。


でも






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 生きてて良かった。



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