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不思議な力

「今までごめんなさい。」


来夏は、頭を下げた。


凛花は、何も喋らなかった。

颯斗も紅も。

許してもらえない・・・そう、思った。


しかしーーーー


いきなり、手を握られた。


「ううん。大丈夫。全然平気。」

凛花は、私の思っていた子と違った。

その後ろで、2人も笑ってる。


正直、苦手だと思ってた。


違った・・・


明るくて、元気で優しくて・・・

素敵な子だった。


凛花の周りは、いつも笑い声が響いて・・・








楽しそう







来夏の目から涙が溢れた。


視界がぼやけ、何も見えない。


自分が嫌いになりそう・・・


____________________________こんな自分を許して。



凛花は、来夏の目から溢れてきた涙をハンカチで拭った。


「泣かないで。いつだって、味方だから。」


その言葉で、また涙が溢れてきた。

「うぐっ・・・ヒック。ごめんなさぁい。」

「ああああ!泣かないで!大丈夫だよ!」


凛花が焦る。


来夏は、もう、消えてしまいたいと思った。




恥ずかしくて・・・情けなくて・・・


そんなに優しくしないで・・・

壊れちゃうから・・・


自分じゃなくなるから・・・


凛花は、来夏を抱きしめた。


「大丈夫・・・大丈夫・・・」


自然と、涙は止まっていた。

もう、涙を出し切ったのかな・・・


来夏は、凛花に何か特別な能力があるのかと思った。


でも、凛花は、一般人。

能力は持ってない。

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