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今までの私は捨てたい

ライカ&フユカ


「誰も来ない・・・」


草原にポツンとライカは立っていた。

もう、忘れちゃったのかなぁ?

その時、空の向こうから白い塊が急降下してきているのが見えた。


もしや・・・助けが来たのか?




違った。



ーーーーーー爆弾だった。

ヤバイ!

ライカは走り出した。


いつまで逃げても草原は広がる。

終わりがない。




『エンドレス』




爆弾は、ピ、ピ、ピ、と電子音を出す。

その音が、より一層恐怖を倍増させる。


助けて・・・


いくら逃げても、爆弾から離れられない。




何故なら、爆弾は、巨大化しているから。




真っ黒な塊との距離は、追ってきてなんかないのに縮まる。


助けて・・・



「凛花ぁぁ!」


ライカは叫んだ。



その時、体がふわり、途中に浮いた。


(えっ!?)


いつの間にか、白い狼の背中に乗っていた。

隣には、凛花がいる。紅もいる。

なんで・・・


「助けに来たよ。」


急に抱きしめられて頭が混乱した。

でも、意味を理解すると、勝手に涙が溢れてきた。

「ありが・・・とう。」


その時、背後で爆弾が爆発した。

危なかった。


あと、1分でも遅かったら死んでたかもしれないーーーー


本当に凛花達には感謝しないといけない。

今まで、凛花には酷いことをしてきた。

なのにーーーーー


なんて、いい人達なんだろう。

命を救ってくれた。



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