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泥んこ汚い、鬼襲来

「頭おかしい?」


支配人は、「意味が分からない」というように笑った。


そこが、凛花はムカついた。


「頭おかしいでしょ!」


大声で叫んだ。


凛花は、自分の声でよろめいた。

ぬかるんだ地面に足がズボリとのめり込む。

「汚なぁい!」


それを見て、颯斗&紅が大笑いする。


その笑い声にも頭がカッとなった。

頭をごしごしこすって、なんて言い返そうか考えるが・・・


「凛花、パーカーも泥だらけだな!」


颯斗が、すっかり綺麗になった自分の体を見せながら言った。

「さっきまで、颯斗も汚かったのに。」

「俺は、汚くない!」


真っ白な羽を広げ、凛花に見せつける。

「だいぶ・・・薄汚れて見えるけど。」

「ああ?」

颯斗は何を言ってるんだ、というように顔をグニャリとまげた。

紅も、颯斗の羽を見て、

「俺も…汚く見えるぞ!」

「ウッセー!」




「はい・・・俺は汚いですよ」

顔を真っ赤にした狼が地面にうずくまっている。

「颯斗・・・いい加減にしたら?もう、1時間はその格好だよ?」




ドスン・ドスン・・・


鬼だ。


逃げないと・・・


颯斗は、ようやく立ち上がった。


颯斗は、背中に2人を乗せて暗黒の大空へ飛び上がった。

真っ黒な雲は、手が届きそうなくらい近い。

雲の中で金色の光がピカッと光る。

光が雲を飛び出したとき大地を金色の光で照らす。


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