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神様、もう誰も殺さないで

「面白くないなぁ。」

支配人は、つまらなそうに肩をすくめた。


「あっ、そうだ!」

支配人は、ポンポンと手を叩いた。

「皆、このままだとつまらなくない?」

「?」

にたぁと、支配人は笑う。

「誰か、死んだらいいのにね!」


どういうこと?

誰かが・・・・・・死ぬ!?

紅や、颯斗も理解できていない.





「死んだ方が、面白くない?」






キュッと、ドクロの口の端が上に上がった。


その顔は、悪魔のようだ。



ガクガクと凛花の足は震えた。

手に汗が噴き出してヌルヌルする。


「死ぬなんて・・・嫌だ」


「誰を殺そうか・・・そうだ!セイを殺そうか・・・」


「やめて・・・もう、誰も殺さないで・・・」

「そんなこと言われたって、殺すに決まってるじゃん!」


支配人は、さっき呼んだセイを操り人形のように動かし自分の目の前に持ってきた。


「この方が・・・面白くない?」


ゴキリ


嫌な音がした。そう、本当に嫌な音・・・


「セイ!」

「セイ!」

「・・・」

凛花と颯斗の叫び声が世界にこだまする。

セイの体が地面に落下する。

「セイさん、脱落です。」


支配人が不敵な笑みを浮かべる。


セイ・・・

ガタガタと震える。


凛花の顔は、恐怖にゆがむ。

颯斗も顔色が悪い。


人が死んだ。

怖い・・・怖い・・・・

どうしよう

周りの人間が消えていく。



助けてーー



この世界から出して



神様、もう誰も殺さないで.

この世界から出して


人を殺すのが楽しいの?意味わかんない。頭おかしいんじゃないの!?





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