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転送ペナルティ

「ニシシシシ!」


颯斗が笑った。

暗黒の空を1匹の狼と少女と少女の兄のような人物が駆けぬける。


「クゥゥゥゥ!このまま、この世界から飛び出すか!?」

「そんな事しなくてもいいよ。自分達の力でこの世界から出よう」

「俺も凛花に賛成」

「・・・ん。」


颯斗は、つまらなそうに脚を動かした。

「颯斗、そろそろ戻ろうよ!」

「ああ。」


3人、いや2人と1匹は、地面に降り立った。

湿った地面にグシュリ、と足がのめり込み気持ち悪い。

真っ白な靴が、茶色に変色する。

颯斗も、白銀の毛並みが茶色に汚れていた.


「うわっ!俺の自慢の毛並みが・・・」

ガクリ、と颯斗は肩を落とした。

「ナルシスト・・・」

凛花と紅は、苦笑い。


その時、


「はーい!これからいい事を教えますよ♪」


ピンッと颯斗の垂れ下がっていた耳が起き上がった.

「洗ってくれるのかぁ!?」

「NO!」


・・・しばらく沈黙が流れた。

颯斗は、カクカクと口を動かしたまま停止した。



「颯斗、そこの川で洗いなよ・・・」

「・・・YES」

狼は、川に向かって歩き出した。


「んで?いい事って?」

『貴方たちの離れ離れの仲間から、1人だけ選んで下さい。その方は、ここに転送されて来るので一緒にプレイ出来ますよ』

「マジで!?優しすぎじゃない?」

『もちろん、ペナルティはありますよ?』

「・・・」


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