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落下注意
「俺の、右翼!?」
「うん。落とそうとしてる!」
颯斗は、ニタリと笑い、いきなり垂直に落下していった。凛花と紅は必死に、毛にしがみつく。
「ヒィィィ!」
「我慢しろよ!落ちるな!」
そんなこと言われたって・・・
無理に決まってる!!!!!
体は、もう、浮いてるんだな!
支配人は、拳銃からライフルに切り替えた。
ライフルは、ヤバいよぉー
あんなの、当たったら即死だぁ!
颯斗は、予想以上に、身軽に弾丸を避けていく。
______やるじゃん!
_____________ 尊敬するぜ!
__________________________ さすが颯斗!
狼は、また、落下していった。
「シシシ!あんなの、簡単によけれるぜ!」
颯斗は、子供らしい笑顔、無邪気な笑顔を凜花に向けた。
紅は、キリキリ奥歯を鳴らしてる・・・
颯斗、大好き!
勿論、紅もだけどね!




