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永遠の20

「おい・・・それは、人権の損害になんねぇーか?」

「ならない」

「そうだ!凛花は、どう思う?」

「別に」

・・・みんな、ひでぇな。


紅は、颯斗の上でバタバタ足を動かして、

「あゝ、誰か俺の味方はいないのかーーーー」

『いない』


即座に、2人が否定する。

紅は、むすっと膨れた。

「そんな年の奴が、そんな顔したって可愛くねぇ」

「颯斗・・・『そんな』を強調し過ぎじゃねぇか?」

「何が悪い?年を自覚しろ」

「俺は、永遠の20だ!」

「26だろ?」

「20代だ!」

「四捨五入したら、30じゃねーか!」

「ガビーーン!」


「まぁまぁ、泣くなって」


凛花が紅の背中をさする。


「クソォォ!12歳の奴に口喧嘩で負けた・・・」


「脳内年齢0歳児の紅には、赤子の手を捻るよりも簡単に勝てるぜ!」


「赤子にも負けた・・・」


「颯斗・・・紅の心の傷に触れるなよ。」


凛花が、紅を庇おうと颯斗に言うと、


「その傷に塩でもすり込んでやろうか?」


キツーイ言葉が返ってきた。


「俺は、この世界に必要とされてないのか・・・」


「ああああ、紅は、鬼を止めてくれるから、必要とされてるよ!」


「・・・そんなの誰でも出来る。」


紅の心に傷は、思ったより深かった。


「ここに!重症の患者がいまーす!」


颯斗に向けて叫んだのに、

「見殺し」


キツーい言葉が返ってきた。


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